歯ぐきからの出血について。

こんにちは♪歯科衛生士の泉です(^^)

コロナ新規感染者が、仙台も沢山増えていますね💦歯科でも、継続して感染対策を行なっています!!皆さんも、体調管理には気を付けてお過ごし下さいm(_ _)m

さて、今回は歯磨きでの出血についてお話しさせて頂きます。

歯を磨いた時、出血した事がある人は多いのではないでしょうか?

歯磨きの途中に口内から出血すること、よくありますよね。中には「痛みも感じる。」という方もいらっしゃいますが、何も感じないのに、出血していることもあるでしょう。

そのため、「出血を見るたびに歯ぐきが弱っているのか心配になります。」というお声をよく耳にします。

この出血は、歯ぐきが炎症を起こして充血(局所的に動脈血が増加した状態)またはうっ血(血液の流れが悪くなり滞っている状態)しているから起こります。

歯ぐきは炎症時には、血流量が10倍以上に増加しています。炎症を起こす元々の原因は、プラーク(歯垢)という細菌の存在です!!血液は、それがあるところへ集まってきて細菌と戦ってくれているのです。

血が出て、それを恐がって磨かない、というままでは良くならないので(そういう人が多いのです。)出血しても、痛みが無ければ、恐がらずに丁寧に磨きましょう!!

ただ血を早く出すために、ゴシゴシと磨きすぎてしまうのはよくありません!!炎症をおこして弱っている歯ぐきには優しくが基本です!!プラーク(細菌)がなくなれば、自然と血液の状態は元に戻りますので、まずは丁寧なブラッシングを心がけることです(*^^*)

腫れて充血している歯ぐきは、傷つきやすいので、なるべくやわらかい歯ブラシを使い、痛くない程度にやさしくブラッシングするといいでしょうできれば歯と歯の間をケアするデンタルフロスなどの補助用具も、使っていくこともおすすめします。

しかしながら、たまに歯ぐきに傷を作って血が出ている人もいます。

歯ぐきからの出血は、炎症での出血か、傷での出血かを判断しなければなりません。

磨いているのに、なかなか出血がおさまらない!というときは、そのまま続けて磨くのではなく、傷がないかどうか歯医者さんで診てもらうのも大切な事です。

口内の出血や痛みの原因はさまざまです。普段口の中を目にすることが少ないため、血が出ていたり、痛みを感じたりしても軽視しがちです。しかし、原因が分かれば歯ぐきを元気な状態に戻すことができます。そのため、ご自身の出血・痛みの原因は何なのか確かめるようにしてください。歯は一生ものですので、大切にしてくださいね(^_^)v