フッ素について

皆さん、こんにちは。保育士兼歯科助手の山邊です。もう8月も終わりに差し掛かり、まだまだ厳しい暑さも残りますが、少しずつ秋の季節が近づいてきていますね。皆さんは最近、どのようにお過ごしでしょうか。私は自分の部屋の模様替えをしたり、掃除や洗濯をしながら気持ちをリフレッシュさせています。

そして、コロナウイルスがまた猛威を振るいはじめていますね。しっかり手洗いうがいをしながら、こまめな消毒や換気を行い、しっかり感染対策をしていきましょう。託児室でも入室時の検温と手指の消毒、こまめな換気や、毎日の玩具の消毒を徹底して行っております。皆さんが安心してご利用頂けるように、しっかり感染対策をしてお待ちしております。

 

さて、今回はフッ素についてお話をさせて頂きます。まず、フッ素とはどのようなものかご存じですか?

フッ素は自然界にある天然のもので、海水中、土に含まれています。また、食品にも含まれていて、海藻や小魚、緑茶、紅茶などにも入っているので、私たちが普段から口にしている、身近なものなのです。

 

では、なぜフッ素を歯に塗るのでしょうか?

乳歯や永久歯の生え始めなどの歯の質が弱い時期や、虫歯になりやすいお子さんに対して、予防措置のひとつとして塗ります。フッ素を歯の表面に塗ることで、歯と歯の間、歯と歯肉の境目の虫歯の予防に有効で、ごく軽い虫歯をそれ以上進行させない効果もあります。また、生えたての歯の場合には、歯がフッ素を取り込んで糖分からできた酸に対する抵抗力を増す働きもあります。ですが、頻繁に塗らないと効果がないというお話もありますので、気になる際は歯科医師とよく相談するようにしましょう。

 

では、フッ素を塗ったから虫歯にならないのでしょうか?

フッ素を塗っても、完全に虫歯を防ぐことが出来るわけではありません。やはり正しい食生活や、毎日の丁寧な歯磨きが大切になります。お子さんが自分で歯磨きをしたあとは、お母さんやお父さんが仕上げ磨きまでしてあげるようにしましょう。

 

仕上げ磨きのポイントは?

○お子さんをまっすぐに寝かせます(あぐらをくむと安定します)

○歯をよく見て、確実にブラシを当てます(歯茎、舌などにブラシを当てないようにしましょう)

○広がった歯ブラシは使わないようにしましょう(歯垢をきれいに落とすことが出来ないだけでなく歯茎を傷つけてしまいます)

○上の前歯…上唇裏のすじを引っかけないように人差し指でガードしましょう

○奥歯…人差し指で頬をふくらませて見えやすいようにしましょう