治療しても、またむし歯ができてしまうあなたへ〜Part 4〜

こんにちは。歯科医師の福本です。

 Part 3では、これ以上むし歯🦷を増やさないためのコツ1️⃣3️⃣のうち

  2️⃣間食習慣を見直す

に関して、主におやつ🍇の選び方についてお話ししました。

 今回は、飲み物🧃の選び方についてお話しします。

 

 治療しても、また新しいむし歯🦷ができてしまう方の中には、飲み物が関係していることも多いです。

 🧑🏻‍💻『仕事中に、ミルクティーやコーヒー(砂糖入り)を飲んでいます』

⛹🏻‍♀️『運動の時は、必ずスポーツ飲料を飲んでいます』

👦🏻『うちの子、水やお茶を出してもあまり飲まないので、イオン飲料やりんごジュースを飲ませています』

といった方では、かなりの確率でむし歯🦷が増えています。

 なぜ、飲み物でむし歯🦷が増えてしまうかというと、原因は2つ✌️あります。

①飲み物の中の糖分🧊

②飲み物自体の酸性度💥

です。

①飲み物の糖分🧊

ジュースに砂糖🧊が入っていることは、皆さんご存知かと思います。

しかし、砂糖が入っていないからむし歯にならないと思って飲んでいる方も多い、

果汁100%の果物ジュース

果汁が入った野菜ジュース

には、果糖という果物の糖分🧊が含まれています。

また、甘さが少ないために気軽に飲んでしまいがちな

イオン飲料

味付きの水(フレーバーウォーター)

にも、たくさんの砂糖🧊が含まれています。

また、体にいいからと飲んでいる

乳酸菌飲料

飲むヨーグルト

にも、多くの砂糖🧊が含まれているのです。

糖分🧊はむし歯🦷の原因となるため、これらの飲み物を毎日飲んでいると、とてもむし歯🦷になりやすいのです。ですので、毎日水分補給に飲むものは、水かお茶がおすすめです。

また、牛乳🥛が好きな児では、喉が乾いたら牛乳を飲んでいるといった声も聞かれます。牛乳にも乳糖という糖分🧊が含まれるので、水代わりちょこちょこ飲んでしまうと、むし歯🦷になる可能性はあります。牛乳は食事かおやつの時に飲みましょう。ちなみに、牛乳は飲みすぎると脂肪分を摂りすぎてしまい、健康に悪影響を及ぼしてしまうため、年齢ごとの適量を守りましょう。

②飲み物自体の酸性度💥

 むし歯🦷💥で歯が溶けてできるので、飲み物が酸性💥だとむし歯🦷は増えていきます。では、酸性💥の飲み物にはどんなものがあるかというと、炭酸飲料、ジュース、100%果汁ジュースジュース🧃、果汁入り野菜ジュース、乳酸菌飲料、イオン飲料などなど、ほとんどのものが酸性💥です。逆に、歯が溶けない飲み物🥰は何かというと、水やお茶類、無糖コーヒー、無糖紅茶です。むし歯🦷にならないためには、ジュースなどは買い置きせず、どうしても飲みたい場合は週に1回位に減らすことを目指しましょう。

 近年世界的に、むし歯🦷だけでなく、増加している糖尿病😵‍💫の予防のために、飲み物の糖分🧊が問題視されています。500mlジュースのペットボトル1本でさえ、大人でも1日の糖分🧊の上限目標を超えてしまうものもあります😱

 大人も子どもも、歯と体の健康のために、水分補給は水やお茶にする習慣をつけましょう。