歯ブラシだけじゃだめ?

みなさんこんにちは!歯科助手の山家です🌻暑い日が続いたり、雨の日が続いたり、体調管理も大変な時期が続きますね😢写真はこの前食べた桃のタルトです!美味しい物食べて、日々体調管理をがんばりましょう!🍑


みなさんはハミガキをする時に、歯ブラシ以外で何か使っていますか?歯ブラシと歯磨き粉でさらっと磨いて終わりという方も多いと思います。
でもそれで汚れが全部しっかり取れているのか心配になることはありませんか?噛む面や、表面などは取れているかもしれませんが、歯と歯の間はどうでしょうか?夏になってくるとトウモロコシなど、歯にはさまりやすい食べ物を食べる機会も多くなると思います。

あっ、今食べカスがはさまっているなとわかる時はすぐ取ろうという気になりますよね?ですが肉眼では見えにくい小さな汚れはどうでしょうか。

ライオン歯科衛生研究所の結果によると、歯ブラシのみの歯と歯の間のプラーク(歯の表面の汚れ)除去率は58%、つまり半分近くの歯と歯の間の汚れは取れていないということになります。

ですが、歯ブラシにプラスしてデンタルフロス(糸ようじ)を使ってみるとどうでしょうか?歯ブラシのみでは58%しか取れていなかった歯と歯の間の汚れが、86%も取れることがわかっています。

また、歯ブラシと歯間ブラシを使ったときは95%、ほとんどの汚れがとれることがわかっています。

こういった結果を見ると歯ブラシだけではなく、フロスや歯間ブラシも使った方がたくさん汚れがとれるんだなということがわかりますね。

では、フロスと歯間ブラシ、どちらを使った方がより効果的なのでしょうか?

結論から言いますと、どちらも使った方が歯ブラシのみを使うよりもより多くの汚れを除去することができます。

デンタルフロスは隣の歯と接している部分や、歯周ポケットと呼ばれる歯と歯茎の間の溝など狭い部分のお掃除に適しています。

一方歯間ブラシは、すき間が広い歯と歯ぐきの間の三角スポットに適しています。

歯と歯の間の広さに合わせて使い分けるといいですね🦷

汚れが溜まっていくと、はじめは柔らかいプラークもどんどん硬い歯石という汚れに変わっていきます。そういった歯石が溜まっていくことによって歯が抜ける原因となる歯周病が悪化していきます。

痛みなどの自覚症状がある虫歯などに比べて、歯周病はほとんど自覚症状がなく、知らないうちに進行していく怖い病気です。

汚れがたまらないようにすること、定期的に歯科医院に通ってお口のメンテナンスや歯石をしっかりとっていくことが歯周病の1番の予防ですので、自分の歯を1本でも多く残すためにがんばっていきましょうね!✊