フッ素の効果


こんにちは!歯科助手の小田桐です☺︎

今回のブログではフッ素についてお伝えしていきます!

⚪️フッ素とは?

フッ素は自然界にある天然の物で、海水中、土に含まれている歯や骨を丈夫にする物質です。

食品にも含まれていて、海藻や緑茶、紅茶などに入っているので私たちが普段から口にしているものです。

日常の食べ物や飲み物だけでは、つい不足しがちになってしまいますので、意識的にフッ素を補うことで歯の質を維持しましょう!

⚪️フッ素の効果

フッ素は虫歯の予防に効果があります!!

①歯を強くする
②再石灰化を助ける
③虫歯菌を減らす

⚪️再石灰化とは?

歯のミネラルが溶け始めてしまった部分を脱灰といい(虫歯のなりはじめ)その反対で、溶け出したミネラルが歯の中に戻ることを再石灰化といいます。

私たちの歯は「ハイドロキシアパタイト」と呼ばれる物質で構成されています。
この物質はとても硬いのですが、酸によって溶けやすい性質も併せ持っています。
フッ素のよって歯の再石灰化が促進される際には、「フルオロアパタイト」と呼ばれるフッ素が入り込んだ物質へと作り変えられ、むし歯菌に負けない強い歯を作ることが可能となります。

⚪️フッ素の利用方法

フッ素は子どもの歯に効果的です。
乳歯や萌えたばかりの永久歯はまだ未成熟。歯の表面を覆うエナメル質は柔らかいです。
そのためむし歯菌やプラークがつきやすく、特にむし歯ができやすい時期です。
外部の影響を受けやすく酸に溶かされやすい反面、フッ素を効率よく吸収します。
そのため、フッ素の歯質強化の効果が期待できます。
大人の歯に生え変わるまでの12~13歳ぐらいまで、フッ素塗布を継続されることをお薦めします。

フッ素は大人の方にも効果的です。
おとなの歯にも、フッ素は多いに力を発揮するのですから、使わない手はありません。
歯周病のために歯ぐきが退縮し、象牙質がむき出しになったお口は、むし歯のリスクが一段と高まっています。
むし歯を予防し、むし歯の進行を抑えて歯を守るフッ化物を、おとなのかたにもぜひお勧めいたします。

⚪️フッ素塗布の注意点

フッ素塗布は、基本的に安全な歯科処置ですが、以下に挙げるような点に注意する必要があります。

・お口の中に異常がある場合は行えない
・塗布後30分は飲食をしない
・しっかり歯磨きしてから来院する
・塗布後もオーラルケアを徹底する
・定期的にフッ素塗布を受けると効果的

歯科医院で受けるフッ素塗布は、フッ素の活用法の中でも非常に効果の高い予防処置といえます。
すべての年代においておすすめできる予防法となっております✨