おくちの癖と、歯並びの関係🦷

皆さん、こんにちは!

歯科医師の秋葉です。

 

もうすぐ7月、すっかり夏らしい日が続いていますね☀️🍧

暑い日や、湿度が高くジメジメした日が多くて体調を崩しそうですね😢

水分と栄養をしっかり摂って、体調管理にはお気をつけください!!

 

さて、今回のブログでは

「幼少期の習慣・癖と歯並びの関係」についてお話したいと思います。

 

指しゃぶりや爪を噛むなど、

赤ちゃんの頃からのお子さんの癖について、気にされたことはありませんか?

 

このような習慣・癖と歯並びには実は深い関係性があるのです‼️

 

そもそも歯並びというのは、

①頬や口唇の筋肉による外側からの力 と

②舌による内側からの力 との

バランスに大きく左右されています🦷

(専門用語では、このことをバクシネーターメカニズムといいます。)

 

このバランスが崩れてしまうと、

過剰に下顎を抑えこんでしまったり、逆に上顎を抑えつけてしまったりして

顎の骨の発達に影響を及ぼします。

 

その結果、顎が小さくなってしまって

歯の並ぶスペースが足りなくなって歯並びが悪くなったり、

逆にスペースが空いて、すきっ歯になったりすることがあります😣

 

23歳以降の成長発達期にあるお子さんで

指しゃぶりや爪を噛む癖、口呼吸などの癖が続いてしまっている場合、

これらのバランスが崩れて発達に悪影響を及ぼしてしまうことがあるのです💦

 

 

具体的な癖と歯並びについて説明します

 

①指しゃぶり

指を吸うことで、頬の筋肉の力が強くなってしまいます。

 上顎前突、上あごの歯並びの悪化、

上の前歯が前に倒れてくる、下の前歯が後ろ側に倒れてくる

などの悪影響を及ぼします。

 

②弄舌癖

舌を不用意に動かしてしまう癖のことです。

頬からの力よりも舌からの力が大きくなってしまいます。

    空隙歯列弓(いわゆる すきっ歯)、歯が前に倒れてくる、開咬

などの悪影響を及ぼします。

 

③口呼吸

鼻での呼吸がうまくできず、口ばっかりで呼吸していると唇の筋肉の力が弱まります。

その他にも、口の中が乾燥することによって歯肉炎が悪化したり口臭の原因にもなってしまいます💦

お子さんの癖で口呼吸してしまっている場合と、鼻炎などの耳鼻科的要因で口呼吸になってしまう場合があるので、後者の場合はまず原因となる疾患の治療が優先されます😣

前歯部の前突(いわゆる出っ歯)、口唇の乾燥、歯肉炎、歯周炎

などの悪影響を及ぼします。

 

これらの癖は、お子さんが理解できる年齢であれば、やめるよう指導してあげることで取り除くことができます⭕️

親御さんの指導だけでは難しい場合は、癖を取り除くための装置を使用する場合もあります。

 

お心当たりのある方は、気軽に当院のスタッフにお声がけくださいね😌🍀