予防歯科っていいな

みなさん、こんばんは!
歯科衛生士の田口です🙋‍♀️

だいぶ春めいて参りました。
仙台でもあっという間に桜が満開を迎え、季節の移ろいを感じます🌸
花粉症の方は、しばらく辛い時期の到来ですね、、

 

さて。今回は、歯科衛生士として考える予防歯科について。

虫歯も歯周病も、
ならないように防ぐ、もしくは初期の段階で気づき進行しないように防ぐことが重要です。
すでに虫歯や歯周病の進行がある場合でも、必要な処置を施し、何もなくても3ヶ月に一度程度はメインテナンス(口腔内のチェックと歯のクリーニング)にお越しいただき継続することで、今後の口腔内のみならず全身の健康を守る上で重要です。

 

当院では、治療にお越しいただく方よりも、メインテナンスにお越しいただく方の方が多いのでは⁈と思うほど、
0歳のお子さんからご年配の方まで、毎日多くの方々にメインテナンスにお越しいただいております。

 

これは当たり前な事ではなく、
「予防歯科」を考える上で、とても大切なことだと日々感じております。
私はこれまで何軒かの歯科医院で勤務してきましたが、治療と歯石取りが終わったら終了になる場合がほとんど…
これでは、またいつか虫歯が出来、気付かぬうちに歯周病にも罹患してしまいます。

 

現在、診療する中で、
メインテナンス(定期検診)にいらした患者さん、特にご年配の方からよく頂く言葉が、

「痛くないのに歯科に来て、こうして診てもらえるのは有り難い」「昔はこんなのなかった」「もっと前からこうしてもらっていたら歯を失わずに済んだと思う」「自分だけじゃ管理できないから、綺麗にしてもらえてありがたい」
などです🥺✨
歯科衛生士としてやり甲斐を感じますし、この様なお言葉をいただくことで、私自身もメインテナンスの重要性、予防の意味を考えることが多くなりました。

 

先にも述べた通り、
病気にならないように防ぐ、もしくは早期発見早期治療が重要なので、
メインテナンスの内容としては「歯のクリーニング」をすることだけが目的ではありません。
病気がないかどうかプロの目で診てあげることが重要です!

 

わたしたち歯科衛生士による歯のクリーニングだけではなく、
ドクターによる口腔内のチェック(新たな虫歯が出来ていないか、経過観察中の虫歯は進行していないか、歯肉の健康状態はどうか…など)も毎回行っております。
そのための診断材料として、時には、
レントゲン写真や口腔内写真の撮影、口腔内の確認、歯周ポケットの検査、全身疾患や服用薬の有無、生活習慣に変化はなかったか?等の確認を行います。

 

また、私が歯のクリーニング(歯石取り)で患者さまに携わる上で、
いつも大切にしている事は、
「セルフケア」「プラークコントロール」についてです。

その方に合った清掃器具はどんな物なのか、どうしたらご自宅で綺麗に磨けるようになるのか、炎症がある部分についてどのように自分でコントロールしてもらえば良いのか、

を知っていただく事が重要だと思っています。
プラークコントロールが悪いことで起こる歯肉炎については、セルフケアによるブラッシング等で治る、自分で治して欲しい部分であることを方法と一緒にお話ししています。

 

クリーニングに来て私たちが清掃してあげることは簡単です、
しかし「自分である程度管理してもらえるようになること」が重要です。

自分でできるところは管理していただき、それでも溜まってしまう細かい汚れやプラーク、ステイン(着色)、歯石の除去をお手伝いさせていただくことが理想です^_^

 

日々の自己管理がしやすくなる、次回いらした時に少しでも良くなっている(炎症減、行動の変化など)ように、
携わっていけたら良いなぁと、、日々思いながら診療しております。

1人でも多くの方の「健康」に繋がりますように…✨