コロナと歯のお話🦷🪥

皆さんこんにちは🎎

かさはら歯科医院、歯科衛生士の横澤です。

年度末の時期となりました。

もうまもなく、4月から新入社員を迎える事になります!

私が入社してから、はや1年。社会人は1年があっという間という話はよく聞きましたが、本当にこんなにあっという間に過ぎる1年は初めてです。

ちょうど去年の今頃、新型コロナウイルスが発現し、まさかこんなにも世界中に拡大すると、誰が予想した事でしょうか。何が起こるかわからない世の中です。

では、このコロナ禍は、口腔内にどのような影響を及ぼすのか。今回は、患者さんである皆さんにも知って頂きたい”コロナと歯科事情について”お伝えしたいと思います。

 

コロナが拡大し、何が起きたのか。

①食生活の乱れによる、虫歯・歯周病の増加

感染予防対策として、できる限りの自粛、学校の長期休校、テレワークなどの在宅勤務形態や、緊急事態宣言による飲食店の時短営業により、お家で過ごす時間が増えました。

世間では”おうち時間”というワードがトレンド入りし、いかにお家で充実して過ごせるか、さまざまな、お家グッズ、インテリア、電化製品が売上を伸ばしています。

しかし、おうち時間が増え、常に手に届くところに食べ物があるという環境で、完食の増加や、お家という密閉空間でのストレスによる肥満などが増えています。

だらだら食べ、時間を問わない糖分の摂取、歯磨きをせず1日が過ぎるなどの悪循環で、虫歯や歯周病のリスクは上がってしまうのです。

②口唇の意識の低下による口腔疾患

常時マスクをつけるのが当たり前の世の中です。それにより、皆さんの口唇への意識は低下しています。具体例を挙げると薬用リップ等の売り上げも、去年に比べ、約9割も減少したと言います。

口唇の意識が低くなるのどうなるか。

例えば、マスクの下だからといって、つい、口を常にぽかーんと空いてしまって、口が乾き、菌が繁殖されやすい環境になってしまったり、口唇や表情筋の低下により、歯並びに影響がでてしまう。また、歯磨きするのをわすれてしまう(セルフケアの低下)など様々な影響を及ぼします。

③行き届かないプロケアによる、歯周疾患

自粛を呼びかけられている今、歯医者に行くのも躊躇う世間です。3ヶ月に一度、検診で通っていた患者さんも、「検診の機会を改めたい」との電話が、少なくはありません。よって、私たち歯科のプロによる、患者さんの口腔内ケアが行えない状況になっております。よって、定期的に管理されていた疾患が、重症化されてしまうリスクがあります。

 

今回は3つ挙げましたが、まだまだたくさんの影響が及ぼすことが考えられます。

 

私たち、かさはら歯科は、患者さんに安心して来院していただけるよう、日常的に行なっていた感染予防対策に加え、コロナ禍ならではの、患者さんへの検温、消毒、エピオス水(消毒液)でのうがいなどさらに感染拡大防止に力を入れています。

そして、歯科受診を懸念する今だからこそ、お家での患者さん自身による"セルフケア”が重要となります。この記事を読んだ皆さん、どうか今一度、自身のお口の状態に、注目していただきたいです。