プラークコントロール

みなさん、こんにちは!

歯科衛生士の田口です(^^)

 

だんだんと寒さも緩んで参りました🌞

娘たちと初めて植えた、チューリップの球根から芽が出ていたことが、最近のホッコリした出来事です🌱

 

さて、

今回は「プラークコントロール」について

🦷

歯垢とは歯に付着する黄白色や白色のネバネバした塊ですが、それは単なる「食べカス」ではなく、細菌やその死骸、または代謝物の塊で「プラーク」とも呼ばれています。

プラーク1mgの中には約1億個以上の細菌が居るとされています。

あれは食べカスではなく細菌の塊だと思うと、なんだか恐ろしいですよね💦

口腔内には約700種類の細菌が存在していると言われています。

当院では、

この歯垢の中に存在する虫歯菌や歯周病菌を一緒にご覧いただく「位相差顕微鏡での細菌検査」「だ液検査」を行った上で、

歯石取りなどの歯周治療を行なっております🦷

実際にご自身の口の中の菌が動いている様子をご覧いただき、、菌の種類や数、菌の活動性が高いのか低いのか、

今後注意すべき点などを交えて歯周病についての説明を歯科衛生士が行っております。

そこで細菌検査でも私たちが目を光らせているのが、

歯周病菌の中でも、重度の歯周炎を引き起こすとされるレッドコンプレックス😈

以下の、特に悪い三大歯周病菌が、居るのかどうかです。

ポルフィロモナス ジンジバリス

タンネレラ フォーサイセンシス

トレポネーマ デンティコラ

また、

歯垢は付着する部分によって、歯肉縁上プラークと歯肉縁下プラークに分類されます。

歯肉縁上プラークは、歯肉の上つまり歯の表面に付着する歯垢を指します。

一方、歯肉縁下プラークとは、歯肉より下(歯周ポケット内)にたまる歯垢を指します。

この歯肉縁下プラークにこそ、

先ほどお話したレッドコンプレックス😈など歯周病菌の中でも悪い菌が住み着いているのです。これらの菌は空気を嫌いどんどん深い歯周ポケットを形成します。

では、歯肉縁下プラークはどうやって除去するのか?

歯ブラシでのセルフケアでは不十分なため、歯科医院での歯石取りなどのPMTCで除去します。

 

もう一つ☝️普段から歯肉縁下プラークを溜めない為にはどうしたら良いのか?

歯肉縁上プラーク、中でも歯と歯肉の境目にプラーク(歯垢)を溜めないように歯磨きすることです。この歯の根元に溜まると、そこから歯肉縁下にも入りこんできてしまいます。

 

出来るだけ歯と歯肉の境目と、歯と歯の間のプラークを溜めないよう、丁寧に歯を磨き、お口の中の環境を整えていくことが大切です🦷✨✨