毛先磨きについて

こんにちは。
歯科衛生士の澤谷です。

2月ももう終わり近づき、だんだん暖かくなってきましたね。
もうすぐ3月になりますが、季節はもう春ですね。笑
3月になったら春らしい服を買いに行きたいと思っています。

さて、今回は歯ブラシでの毛先磨きについてです。

厚生省の調査によると、国民の98%が毎日歯を磨きます。
その一方で、歯肉炎をはじめとする歯周病が増えて増えてきています。

歯を磨くときに大切なポイントは、歯からプラーク(歯垢)を取り除くことです。

歯ブラシの毛先磨きの方法は、
・歯の表面に歯ブラシを直角に当てて擦り、プラーク(歯垢)を落としていく方法。
・歯ブラシの形態は、①ストレートハンドル(持つところがまっすぐ)、②ストレートカット(毛先が平らに揃っている)、③毛先が丸い普通の硬さ、が必要条件。

磨き方や歯ブラシを当てる向きはお口の中の部位によって変える必要があります。

歯ブラシは歯と直角に
上記にもありますが、毛先磨きの基本は、歯ブラシは歯と直角に当てること。
歯面、歯と歯茎の境目に沿って擦れば歯の表面についたプラークはだいたい落とすことができます。

前歯の裏側は要注意
歯石(歯ブラシでは落とせない硬い汚れ)がつきやすいのは、前歯の裏側。
ここは歯ブラシを縦に持ち、歯ブラシのかかとの部分を歯と歯茎の境目に当てて上下に動かす。

奥歯は口を軽く閉じて
一番奥の歯の横と後ろ側は、口を軽く閉じて歯ブラシを横から突っ込むようにして届かせます。
見えにくい部位なので鏡を使って磨きましょう。

奥原の上、裏は力を入れずに
歯と歯茎の境目に毛先を当てて、小刻みに動かします。
このときに力を入れて押しすぎると、歯ブラシの毛先が開いてしまい、かえってプラークを落とすことが難しくなってしまいます。

歯や口の形状に合わせて
歯が出っ張っていたり、引っ込んでいると歯ブラシの毛先が当たらないです。
鏡を見ながら、角度を変えて、毛先を一本一本の歯面に当たるように工夫しましょう。

歯磨きの原則は、口に何かが入ったら(食べたり飲んだりしたら)、磨くことが大切です。
外出などで歯磨きができないときは、後で取り返すような気持ちで、心持ち長く磨きましょう。

「磨けていない」のは、「磨いていない」のと同じです。
まずは歯ブラシの毛先を当てて磨く基本的な磨き方を毎日しっかりと行うことで、歯の表面の汚れを落とすことを頑張りましょう。
そうすることで歯周病予防にも繋がります。
また、それでも取りきれない汚れは清掃補助用具(糸ようじや歯間ブラシ)を使いましょう。