こんにちは!
かさはら歯科医院、歯科衛生士の育村です
最近一気に寒くなってきましたね
紅葉がきれいだな〜と秋を感じられたのも束の間、
もう外は雪景色!みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
さて今回も、歯科医院に寄せられる、よくある質問についてお答えしていきます
Q1、
痛みがないのに削らなければいけないほどの虫歯があると言われました。
痛くない虫歯ってあるんですか?
A1、
虫歯にも大きさによって段階があり、Coと呼ばれる初期虫歯やC1であれば、
歯の3層構造のうちの、1番上のエナメル質までしか到達していない虫歯は、基本的には痛みはほとんど出ません。
ですが、上から2層目の象牙質に到達してしまうと、冷たいものがしみてしまったり、あるいは、噛んだ時や食事の際に痛みを伴うこともあります。
そして怖いのが、象牙質に達した瞬間に、急に痛みが発生してしまうこともあるということです。
ここ1日2日で虫歯ができて進行したのではなく、少しずつ少しずつ、中で虫歯ができてきた上で、
ある一定のラインを超えた時に、大きな痛みが出てしまうのです
また、目では見えづらい歯と歯の間のむし歯などは、レントゲン写真を撮影すれば、そのほとんどを確認することができます。
ですので、穴が空いていないから、黒くなっていないから虫歯ではない、とは言い切れないのです
お口の中の状況は、定期的に歯科医院で検診してもらいましょう!
Q2、
歯科医院での定期検診では虫歯がないと言われたのに、学校検診で虫歯が見つかりました。
すぐに治療しなくていいのでしょうか?
A2、
学校検診では、CoやC1といった小さな虫歯も、進行する可能性も踏まえて、しっかりチェックしていきます。
ですが、歯科医療では、ミニマルインターベーションという考え方があり、
一言でいうと「必要以上に歯を削らない」というものです。
もちろん、虫歯になってしまった歯は削る必要がありますが、
今すぐに削る必要のない小さな虫歯、これ以上進行しないようにできる範囲内の虫歯に関しては、
歯科医院に定期的に通っていただきながら、できる限り予防を行い、そのまま歯を保存していくことがあります。
進行しないようにするためには、第一に毎日の歯磨きを徹底したり、食生活習慣を見直したりと
今までのケア方法の改善も必要となりますので、でひ私たちにもサポートさせてくださいね♩
ですので、歯科医院での検診と学校の歯科検診では、結果に違いが出ることもありますが、
どちらが正解で、どちらが間違っているというわけではないので、ご安心ください
いかがでしたでしょうか?
分からないこと疑問に思うことがあれば、気軽にご質問ください(o^^o)