こんにちは!歯科助手、小田桐です🐻
今回は妊娠中の歯科治療についてお伝えします!🤰
【妊娠して変化する、お口の環境】
妊娠中は、つわりや唾液の減少などにより口腔内環境が悪化し、むし歯菌や歯周病菌が増加しやすくなります。
原因はホルモンバランスの乱れで、歯周病菌は女性ホルモンを栄養源とします。
妊娠中に女性ホルモンの働きが活発になることにより、歯周病やむし歯リスクが高くなるのです。
また、つわりにより歯磨きがむずかしくなり、嘔吐で口腔内が酸性へと傾き、むし歯を作る原因にもなります。
【妊娠中の口腔内環境の主な変化】
女性ホルモンが増えることで、
・唾液分泌が少なくなる
・つわりで歯磨きが難しくなる
・口の中が酸性になる
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・歯周病やむし歯になりやすくなる
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・生まれてくる子どももむし歯になりやすくなる
・歯周病が早産につながる可能性に
【母親の口腔内環境が赤ちゃんに与える影響】
むし歯菌、歯周病菌は出産前後の赤ちゃんに悪影響を与えることがありますので注意が必要です。
歯周病菌も感染症です。
母親が歯周病に感染していると、血液を通してお腹の赤ちゃんに感染することがあります。
【妊娠中の治療と赤ちゃんへの影響】
むし歯治療は安定期(5~7カ月)がおすすめです。
妊娠初期はつわりもあり治療を受けることが負担となりますので、麻酔や薬を使わず応急処置にとどめることが大切です。
治療は原則としてお腹の赤ちゃんへの影響を考慮し、安定期に受けましょう。安定期は通常の治療が可能で、局所麻酔も使えます。
歯科治療に使われている局所麻酔は胎盤などを通して赤ちゃんに届くことはないので、全妊娠期間中使用可能です。 麻酔を使わずに痛みを我慢する方がストレスが溜まり赤ちゃんに影響します。
レントゲン対策
撮影時は赤ちゃんへの被爆が心配になると思いますが、歯科医院で使用しているレントゲンは主に歯の部分を写すものです。
撮影時は専用のエプロンを胴体に着用しますので、お腹に放射線が当たることはありませんのでご安心ください。
妊娠中でも適切な時期に歯科治療を受けることが可能です。
妊娠中は口腔内環境が悪化し、むし歯リスクが高くなることで、お腹の中の赤ちゃんにも影響がでてしまいます。
『母親の口腔内環境を整える=赤ちゃんの口腔内環境を整える』ことに繋がります!
気になることがありましたら、お気軽にご相談ください😊✨