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歯科医院でできること(予防歯科)

こんにちは。歯科医師、高橋千佳です。外はどんどん秋めいてきましたね。今回は予防歯科について書いていきたいと思います。

 

歯医者に行きたい時や行った時、インターネット上や看板などに診療内容が記載されています。
その中の1つに予防歯科があります。

日本では、残念なことに歯医者に行く理由としては、お口の病気になってから行く、または違和感が出てから行くという方が多いのが現状です。
そのため、歯医者のイメージは削る時の嫌な音、歯医者独特の薬品の臭い、痛い、通院しなければならないなどの、悪いイメージが大半を占めます。
しかし、それは虫歯などのお口の病気になってしまってから行くからです。
本来歯医者というところは、お口の中の病気にならないために予防するところなのです。
予防のみで行く歯医者は、何も痛くなく、嫌な思いはしません。

予防として行う治療内容は、主にお口の中の検診、クリーニング、歯磨きの指導、フッ素塗布、さらに栄養指導や生活面の指導です。
検診では、お口の中の状態をよく診ていきます。
歯はもちろん、歯茎や舌、また頬の内側の粘膜も診ていきます。
早期に発見した小さい病気は、患者さんへの負担を最小限に抑えることができます。
全身疾患と同様で、お口の中も早期発見早期治療が求められます。
自身では気付くことができなかったむし歯や、舌の異常、さらにお口の中の癌まで見つかることがあります。
また、歯周病の検査として、歯と歯茎の境目の溝(歯周ポケット)を測っていきます。この検査を定期的に行うことにより、歯周病を予防することができます。

具体的な予防の治療内容

クリーニングでは、お口の中の歯垢や歯石、着色など蓄積された悪いものを除去していきます。
歯石はとても固く、自身で除去することはできません。
そのため、歯科医師や歯科衛生士が専用の機材や器具を使用し、丁寧に除去していきます。
着色も自身では落とすことができません。日々の嗜好品(喫煙、コーヒー、お茶、紅茶、ワインなど)が着色の原因と言われています。
歯垢とは、とても柔らかく、主に歯磨きでの磨き残しです。
この歯垢は蓄積されていくと、歯茎や歯に悪い影響をもたらします。
これは歯磨きで簡単に除去することができますので、歯垢の付着具合を拝見し、歯磨き指導へとつなげていきます。

歯磨きもただしているだけでは、虫歯や歯周病になってしまいます。
歯垢がどの程度残っているのか確認するために、染色剤を使用した方法があります。
これは、専用の染色剤を歯に塗り、うがい後に、色の残っている箇所が磨き残しがある部位となります。
磨けているところは、そのままの磨き方で磨くことを伝え、色が残っている箇所を磨けるように指導していきます。
磨けていないところはやりにくいところなので、清掃補助用具と言われる歯間ブラシや、糸ようじなども併用しながら説明していきます。
上記を経て、「磨いている歯磨き」から、「磨けている歯磨き」へ導く指導をしていきます。
歯磨きも指導と聞くと、子供のみというイメージがありますが、歯を大切にするためには歯磨きが一番なのです。

また、むし歯になりにくくするためのお薬である、フッ素も塗布していきます。
フッ素には濃度があり、普段使用している歯磨き粉に含まれている濃度より、濃い濃度のフッ素を歯医者では塗布することができます。
フッ素塗布は定期的に行うからこそ効果が出てきます。

定期健診に通うことが予防歯科

歯医者は、歯の治療のみだと思われがちですが、お口の中の病気にならないために予防するところですから、そのために栄養指導なども行います。
お口の中の健康は、生活状況と密接な関係があるため、食生活の改善や生活習慣を改善するための指導も合わせてしていきます。
むし歯の好物は甘い物のため、砂糖の摂取量などについてもお話しすることもあります。

予防歯科では、お口の中の病気にならないために自身で予防できるように指導すること、さらには専門家によって少し手を加え、悪いものを除去することなのです。
いわばプロの歯磨きを定期的にし、汚れを完全に除去し、蓄積させないことです。そして、お口の中の病気にならないためにも、定期健診に通うことこそが予防歯科なのです。

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