たばこと歯周病

みなさんこんにちは!😊山家です!🙌
なかなか梅雨が明けない中ですが、少しずつ気温も高くなってきて夏本番という感じがしますね!
今年はコロナウイルスの影響で夏祭りなどもなく少し寂しい夏ですが、手洗い・うがいなどの感染予防を徹底していつも通りの生活に戻れるようにがんばりましょうね!!!

今回はたばこを吸う人が、吸わない人よりもどれだけ歯周病になりやすいかをお話したいと思います! 歯周病は、細菌の感染によって引き起こされるお口の中の病気です。 歯と歯肉の境目のケアが行き届かないでいると、そこに多くの細菌が溜まっていき、歯肉の周りが「炎症」を帯びて赤くなったり、腫れたりします。このとき痛みはほとんどありません。 そして、進行すると歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の間が深くなります。 歯周病が進行すると、独特の酷い口臭がしたり、歯ぐきから膿や血が出たり、指で押すと歯が動いて、歯並びが変わってしまうこともあります。 最後は抜歯をしなければいけなくなってしまうこともあるので、本当に怖いお口の中の病気です。 これがタバコを吸う人がなぜ歯周病になりやすいのでしょうか? タバコの煙には数千もの化学物質が含まれていて、そのうちニコチンや発癌性物質などの有害物質は200だったり、300とも言われることがあります。 タバコを吸う人は、お口が臭い・ヤニがついて汚いだけではなく、歯周病にかかりやすく、ひどくなりやすいので、更に治療しても治りにくいことが解っています。 ある統計データによると、歯周病にかかる危険は1日10本以上喫煙すると5.4倍に、10年以上吸っていると4.3倍に上昇し、また重症化しやすくなると言われています。 タバコを吸っていると歯肉の腫れや出血が見た目上抑えられ、患者さん自身が歯周病に気づきにくくもなります。 実際に治療を始めても歯肉の治りは悪く手術を行ったとしても効果の現われ方がタバコを吸う人よりも低いと言われています。 しかも、治療後経過を追っていくと、喫煙者の歯肉は再び悪くなっていく傾向にあります。どうしてこういう事が起こるのでしょうか? タバコの煙に含まれる「一酸化炭素」は組織への酸素供給を妨げますし、「ニコチン」は一種の神経毒で、血管を縮ませるので、体が酸欠・栄養不足状態になります。 ニコチンは体を守る免疫の機能も狂わせますので、病気に対する抵抗力が落ちたりアレルギーが出やすくなります。更に傷を治そうと組織を作ってくれる細胞(線維芽細胞といいます)の働きまで抑えてしまうので、手術後も治りにくくなります。 タバコを吸うことを楽しみにしている人もいるとは思うので、絶対に吸わないでくださいとは言いませんが、一日吸う量を1本減らすだけで歯周病のリスクが下がるかもしれないのでぜひ意識してみてください。 https://www.jacp.net/perio/cigarette/