みなさん こんにちは 歯科医師の鈴木 敬です。
梅雨ですね。最近雨が多く気温の差も大きく体調管理には気をつけてください!
雨も恵みですので、大切だなと思います。天候の変化のある日本は素晴らしいなと最近思うようになりました。みなさんはいかがですか。
みなさんは全国の歯科医院数はご存知ですか。よくコンビニ数と比較されることがあります。
2020年始めの時点で歯科診療所数は約68000軒、コンビニは約55000軒あると言われています。こう聞くと歯科医院数は多いのだなと思いますよね。あたかも歯科は飽和というイメージになりませんか。私自身もそう思っていました。ですが、調べたり、いろんな記事を読むとそうでないことがわかります。
そもそもコンビニの数は歯科診療所の数を超えたことはありません。コンビニの始まりは1970年ぐらいですので、業態自体も若いみたいです。歯科医院数もコンビニも右肩上がりで増えているのは事実です。コンビニがその差を詰めているといったところです。
そう考えると、コンビニより多い業種は他にもあります。
2016年から2018年では、美容室 約20万店、クリーニング店 約10万件、
マッサージ店 約15万施設、寺院 約7万7千施設、カフェ 約7万施設、調剤薬局
約5万5千施設、医科一般診療所 約10万施設
結構ありますよね。
ここで思うことが、だからと言って飽和だと問題になったことはないと思います。なぜ歯科医院はそんなイメージになっているのでしょうか。少し残念ですね。
それぞれの業種が身近なものであり、需要が高いものだと思います。必要としているということですよね。歯科医院は医療の場ですので比較するのも違うなとも思います。
ここで海外はどうかですが、アメリカでもコンビニ数よりも歯科医院数は多いようです。
WHOのデータでは、人口千人当たりの歯科医師数はアメリカでは1,63、日本では0,71だそうです。まだまだ日本は少ないのですね。昔に比べて患者さんの歯科に対する意識は変わってきたと思いますし、ご自身の口腔内への関心も高まっていると思います。アメリカでは歯科治療に保険は適用できませんので、全て自費治療になります。それもあって意識が高いのかなと思います。
これからもっと歯科医院を身近なものに考えてもらえるような取り組み、情報発信、雰囲気作りをしていこうと思います。少しでも通って頂いて歯を守るお手伝いをしていきたいですね。
ホワイトクロス記事参考