CPCってなに・IPMPってなに

皆さんこんにちは。

歯科助手、小山です。

 

最近は暑くなってきたため麺類ばかりを好んで食しています。

盛岡冷麺かカルビラーメンの二択です。

どちらも美味しいのでおすすめです。

 

また最近ドラマの再放送で湊かなえさん原作のNのためにが放映されていました。

リアルタイムではみていなかったのですが今回みていたら面白すぎてはまってしまいました。

最終回はもちろん大号泣でした。お気に入りのドラマとなりました。

 

さて、今回はCPCとIPMPについてお話します。

 

CPCとは??

 

塩化セチルピリジニウムといいます。
歯磨剤だけでなく、洗口液やトローチなどにも広く使用される安全な薬品で、口腔内の浮遊性細菌に対して強力な殺菌作用をもっています。
CPC は陽イオン性であるため、陰イオン性であるバイオフィルム表層の細菌に付着して持続的な殺菌効果を示します。

バイオフィルムに対して効果はありませんが浮遊性細菌にはとってもききます。

 

IPMPとは??

イソプロピルメチルフェノールといいます。
細菌が産生するバイオフィルムは、薬剤の浸透を妨げるはたらきがあります。そのため、CPCはバイオフィルム表層の細菌には効果的ですが、バイオフィルム内部までは浸透しません。
それに対して非イオン性の薬品であるIPMPは、親水性(水になじみやすい性質)と疎水性(水になじみにくい性質)の中間の性質をあわせもっています。
そのため、バイオフィルムへの浸透性にすぐれており、強い殺菌作用を発揮します。
(参照:歯周病の真実-ライオン株式会社)

どちらも歯周病に対して効果があります。

 

当院でも歯周病に効果のあるジェルがあります。

SPTジェルです

 

 

 

 

特徴としては4つの薬用成分を配合し、歯周病を防ぎます。

酢酸トコフェロール(ビタミンE)配合で歯肉を防御

トラネキサム酸配合で歯肉の炎症、出血を抑制

β-グリチルレチン酸配合で歯肉の炎症を抑制

イソプロピルメチルフェノール(IPMP)が、バイオフィルムの内部まで浸透・殺菌します。

バイオフィルムへの浸透・殺菌力にすぐれた、無研磨ジェルタイプのハミガキで

粘性の高いジェルなので歯周ポケットに薬用成分が長くとどまります。

使った感想ですとさっぱりめの切れのある味で使った後はとてもスッキリしました。

 

またチェックアップジェルのミントフレーバーにはCPCが配合されています。

チェックアップのジェルシリーズはお子様向けのものが多いイメージですがこちらは成人の方にもお使い頂けると思います。

フッ化ナトリウムも1450ppm配合。再石灰化の促進と虫歯の発生と進行を抑制します。

 

様々な歯磨剤やジェルがございます。

ご自身にあったものが知りたい方はお気軽にドクタースタッフへお尋ねください。