フッ素について

こんにちは。
歯科衛生士の澤谷です。

緊急事態宣言が解除され、外出するようになった方が多いかと思います。
私も休みの日は仙台駅周辺をブラブラしたいなーなんて思っていますが、結局家で動画を見たりゲームをしたり…とダラダラ過ごしてしまっています…
なので、6月は休みの日に一回は外にちゃんと出ようというとても小さな目標を今立てました。笑

ダラダラしているだけでなく今月は本も1冊読んでいました。
今月は、と言っても2〜3時間くらいで読めるディズニーの本です。
私は読書が苦手で昔から読むのが遅かったのですが、そんな私が1日でほぼ全部読めるくらい読みやすい本なので、是非皆さんも読んでみてください!
「ディズニー キセキの神様が教えてくれたこと」という題名です。とても感動するお話です。
シリーズ本なので、他のものも読んでみたいと思っています。

さて、話は変わって今回はフッ素について書きたいと思います。

皆さんはフッ素についてどんなことを知っていますか?

フッ素とは歯や骨をつくる石灰化には欠かせない物質です。
歯にフッ素を塗布することで、歯を堅く丈夫にする効果(再石灰化)や殺菌作用があります。
軽度の虫歯の場合、それ以上進行させない効果もあります。
生えたばかりの歯には、糖分からできた酸に対する抵抗力を強くする働きもあります。

これだけを見ると「フッ素を塗ったら虫歯にならない」と思ってしまう方もいるかもしれません。
当院でも小児検診の最後にフッ素を塗布していますが、その後の注意点を説明します。

①口に溜まった唾液は、そのまま吐き出す。
②塗布後30分くらいは、うがいや飲食を避けるよう注意する。
③フッ素の効果やその限界を理解する。
▶フッ素の限界とは…
フッ素を使用することで虫歯がどのくらい抑制出来
るかを数値に表すと、
・フッ化物歯面塗布→20〜50%
・フッ化物洗口→20〜50%
・フッ化物配合歯磨剤→30〜40%
このようにフッ素を使用するだけでは虫歯を抑制出来る可能性が100%ではないのです。

④毎日の生活における甘味摂取のしかたや歯磨きの重要性について理解する。

また、フッ素は体に悪いものと思っている方はいませんか?
フッ素が体に悪影響を及ぼす場合には、フッ素の過剰摂取や非常に高濃度のものを長期間摂取することで発症する、歯のフッ素症や骨硬化症があります。
ですが、フッ素の量や濃度を守ることで、安全に使用することが出来ます。

ちなみに、フッ素はお茶や野菜、果物、海産物の多くの食品に含まれています。
でも今までにこれらのものを食べたり飲んだりしても先程書いた、歯のフッ素症などになることはなかったですよね?
それは含まれているフッ素がとても微量で、体に悪影響を及ぼすことがないからです。
それくらいフッ素は身近なものということです。

拙い文章でしたがフッ素について理解して頂けたでしょうか?
皆さんもフッ素の効果や注意点を理解して使用し、虫歯予防に努めましょう!