砂糖と虫歯と身体について

みなさん、こんにちは。歯科衛生士の田口です(^ ^)

まだまだコロナウイルスの話題が中心となり、日々の暮らしも対コロナウイルスが中心ですね。

そんな中で、お仕事をされている方も、自宅におられる方も、本当におつかれさまです。きっともう少しの間踏ん張りましょう!

 

私も含めですが、家で過ごす時間が長くなると、飲み物・食べものの摂取回数が多くなりがちです。

 

普段口にしている飲み物・食べ物にどのくらいの砂糖が含まれているか、

皆さんご存知でしょうか??

イメージしやすい、

スティックシュガー(13g)に置き換えてご紹介いたします。

 

◉炭酸系飲料(500mlペットボトル)

スティックシュガー20本分

◉オレンジジュース(500mlペットボトル)…18本分

◉スポーツドリンク(500mlペットボトル)…710本分

◉野菜ジュース(200ml紙パック)…5本分

◉缶コーヒー(190g)…24本分

◉バナナ1…8本分

◉メロンパン1つ…10本分

◉カステラ一切れ…8本分

◉大福もち…5本分

◉アイスクリーム1カップ…78

いかがでしょうか?

ご自身で飲み物に、スティックシュガーを10本も20本も入れることは無いと思います。

市販の食べ物・飲み物にはこれだけ多くのお砂糖が入っています。

1日の砂糖の摂取量としての目安は40g

ですが調味料や加工食品から、食事ですでに20gほどは摂取すると言われています。

よって、食事以外で摂取して良いお砂糖は20g程度。

甘いおやつのお供には、無糖のお茶を

などうまく組み合わせて食べられると良いですよね^_^

冷たい飲み物は甘さも感じにくく、飲み過ぎてしまう事もあります。しかし甘い物の過剰摂取は、血糖値が急上昇し、糖尿病のリスクを高める恐れもあります。

 

そして、虫歯菌の餌はショ糖(砂糖)です⚠️

砂糖を多く取ったり、ダラダラ食べ続けていると、虫歯菌を口の中で繁殖させているようなものです。

そのような日は、ご自身もしくはお子さんの歯を磨く前に、

歯と歯肉の際あたりをよく見てみてください。

プラーク(歯垢)と言って、歯と同じ色〜黄色いネバネバしたものが付着していると思います。砂糖の摂取が多ければ多いほど、このプラークは粘り気を増し、虫歯菌の住処として活躍してしまうのです。

逆に、お砂糖の摂取が少なければ、プラークは割とさらっとしていて、簡単に歯ブラシでも落とすことが出来ます。

甘いものをたくさん摂取した日、

私も娘たちの仕上げ磨きをしていて、それを実感します👀

 

歯だけではなく、

砂糖と身体についてもひとつ。

砂糖と言えば、白いサラサラした物を思い浮かべる方がほとんどではないでしょうか?

本来、砂糖の原料はサトウキビやビート(大根)であり、ミネラルやビタミンが豊富に含まれています。

しかし、普段目にする「白砂糖」にする為に、精製過程で様々な薬品を使用し、とことん精製下し製造されているそうです。

元々あったビタミン、ミネラルは全く残っていない他、

精製過程による食品添加物になっているということ。

砂糖依存症、うつ病、アルツハイマー、動脈硬化、骨粗鬆症、肌トラブル

など

「白砂糖被害」と言われるほど、

わたしたちの身体に影響がありそうです。

わたしは普段、

料理に使う砂糖は粗糖や黒糖、甜菜糖を利用し、

白砂糖は、嗜好品として時々摂取する程度にしたいなぁと思い、

気をつけています☺︎

適正なお砂糖の量や種類を知ることで、

食事と同じように、普段口にする飲み物の種類や量を気をつけることは大切ではないかと思います。

みなさんのお口と身体の健康づくりの

きっかけとなりますように