お子さんの間食の取り方について🍮

皆さん初めまして🌸
4月から入社いたしました歯科衛生士の横澤です。
どうぞよろしくお願いします♪

コロナの緊急事態宣言もあり、おうちで過ごすお子さんも多いかと思います。
おうちにいる時間が長いとついつい、間食を多く与えていませんか?

今回は『小児の間食の取り方』についてお話ししようかと思います。

皆さんはpHをご存知ですか?
私は理科の実験でリトマス紙を用いたアルカリ性・中性・酸性の水溶質の実験を行った記憶があります!

私達のお口の中は、常に中性が保たれています。では食事を摂るとお口の中はどのように変化するのでしょうか!
説明いたします。

①食事に含まれてる糖をエサにして虫歯菌が酸をだします😈
②口の中のpHが酸性になり、一次的に歯が溶かされます。
③唾液による歯の再石灰化(再び歯を結晶化させる)の力によって40分くらい時間をかけて元の中性に戻り、歯も元の状態に戻ります。

食事すると、こんな事が口の中で起こってたなんてびっくりですよね!私も歯が溶けると聞いた時は驚きました(°_°)

歯が元の溶かされてない状態にもどるのは時間がかかることがわかります。
では元に戻る前に、また食事や間食をとるとどうでしょうか?

歯の表面は再び溶かされてしまい、溶けた状態が長く続いてしまいます…
これが虫歯の原因となります!😈

でも、おやつをあげないのはかわいそう…🍮

お気持ちはわかります。虫歯になるリスクを下げる方法は様々あります。

〜虫歯を防ぐためにオススメすること〜
・だらだら食べはやめる

・口に留まりやすいキャラメル、アメ等は控える(留まってる間溶かされ続けます!)

・おやつを与えるとしたら、朝昼夜の食後に与える(溶かされる回数を減らせます!)

・15時に1度だけなど、時間を決めて少ない頻度で間食をとる(特に就寝中は唾液の分泌量が減り、より虫歯リスクが上がる為、夜はあげないほうがいいでしょう。)

・糖が多く含まれるお菓子(チョコ、キャラメル、アメ、ジュースなどの甘い飲み物も)を控える。

・おやつをキシリトールのガムやタブレットに替える(糖と同じくらいの甘さだけど虫歯菌のエサにはなりません!ただ、食べすぎるとお腹が緩くなることがあるため摂取量には気を付けましょう)

・おやつを与えたら歯磨き!
ジュースや乳酸飲料を与えたら歯磨き…せめて口を濯ぐ!(歯磨きは口の中を中性に戻すお手伝いをします)

⚠︎実は健康にいいとされてる乳酸飲料も大量の糖を含んでいます。

・フッ素で歯を強くする🦷(フッ素の効果には限界があるので、お家での歯磨き習慣がなければ虫歯は防ぐ事ができません)

など、様々な面から虫歯リスクを下げる方法はあります!お子さんにはどのようなやり方が最適か試してみましょう!

お子さんとの間食のお約束、見つめ直してみてください♪