ワクチンで防げる病気💉

こんにちは😃

保育士 助手の渡邊です。

すっかり気温も上がり、春らしい陽気になりましたね🌷

お花見に行きたいところですが今は我慢ですね😔

今回は予防接種についてお話したいと思います。

 

皆さん、VPDってご存知ですか?

「ワクチンで防げる防げる病気」=VPDです。

●Vaccine(”ヴァクシーン”)=ワクチン
●Preventable(“プリヴェンタブル”)=防げる
●Diseases(”ディジージズ”)=病気
ワクチンの専門的な学会などでは使われる言葉ですが、一般的にはあまり知られていませんよね。

VPDは子どもたちの健康と命にかかわることです

子どもたちがかかりやすいVPDには、次のようなものがあります。

●麻疹

●風疹

●ポリオ

●結核

●ジフテリア

●破傷風

●百日せき

●日本脳炎

●インフルエンザ

●みずぼうそう

●B型肝炎

●小児の肺炎球菌感染症

●ヒブ感染症

●A型肝炎

●ロタウイルス胃腸炎

予防接種でおなじみの病気もありますね。

これらのVPDがみな、子どもたちの命にかかわる重大な病気と言われても、ピンと来ないかもしれません。

でも現実に今も日本では、子どもも大人も毎年多くの人がこれらのワクチンで予防できるはずの病気(VPD)に感染して苦しんだり後遺症を持ったり、死亡したりしているのです。

VPDは子どもたちの健康と命にかかわる重大な病気であることを、知ってください。

世界中には、とてもたくさんの感染症が存在します。

中には、マラリヤやデング熱のように、ワクチンがないために有効な予防ができず、年間何十万、何百万という人の命を奪っている感染症も少なくありません。

そんな中で、予防のためのワクチンが開発されているVPDは、たいへん少数です。

せっかくワクチンがあっても、接種しなければ予防はできません。

防ぐ方法のある病気なのに、防がない。

こんなにもったいないことはありませんよね。

かかると今でも治療が難しくて、命にかかわる病気だからこそ、ワクチンが作られたのです。

VPDはワクチンで防ぐべき病気なのです。病気とはこわいものです。

失った命や健康は戻ってきません。ワクチンで防げる病気は予防しましょう。

 

また、日本では、2019年からの約3年間に

40歳から57歳の男性に対して原則無料で風疹の抗体検査・予防接種を実施することにしたそうです。

40~50代の男性の抗体保有率が低いのは、ワクチンの定期予防接種制度の関係で、一度も風疹の定期予防接種を受ける機会がなかったためです。そこで、厚生労働省は2019年からの約3年間1962(昭和37)年4月2日から1979(昭和54)年4月1日生まれの男性を対象に、風疹の抗体検査を受けて免疫が十分でないと判定された場合には、原則無料でワクチン接種を行うことを決めました。

これは、妊婦、妊娠する可能性がある女性への感染防止が最重要課題なんだそうです。

風疹のワクチンは、ウイルスの毒性を完全になくした不活化ワクチンではなく、ウイルスの毒性を弱めた弱毒生(なま)ワクチンのため、妊婦には接種できません。

ですから、妊婦や妊娠を希望する女性と接する可能性がある人が、ワクチンを接種して予防することが重要です。

妊娠中の女性が風疹に感染してしまうと、先天性風疹症候群を患った赤ちゃんが生まれる可能性があります。

風疹の母子感染により、生まれた赤ちゃんに難聴や白内障、先天性心疾患などを起こすものです。

妊娠20週ごろまで、特に12週ごろまでの妊娠初期の女性が風疹に感染すると、発症する確率が高くなります。

自身が風疹に感染しないためだけでなく、先天性風疹症候群を防ぐためにも、特に免疫が十分でないと考えられる人たちが、積極的にワクチンを接種することが重要ですね。

 

いかがだったでしょうか。少し長くなりましたが、今回はワクチンについて、皆さんにも知っておいて頂きたいことを書いてみました。

自分自身のこともですが、周りの人たちのことも考えて生活していくように私も心がけていきたい思います。

 

参考:Style.nikkei.com