みなさんこんにちは!
歯科助手の小山です!
年末年始はゆっくりすごせましたか??
私は親戚一同で集まる機会が最近ありまして、美味しいご飯と昔話で暖かい一時を過ごせました。
家族との時間も離れて暮らしていると恋しくなるものです。
さて、今回はPulとPerの違いについてお話しますね!
まずはこれらはなんのことかというと
歯科の専門用語なんです!
ドクターとスタッフがお話しているときにこんな言葉が聞こえたら、あ!これのことを言っていたんだ~~と歯科に興味をもつきっかけになればと思います😊
まず、Pulについていです!
プルというのは 歯髄(歯の中の神経や血管などの組織)が炎症を起こす歯髄炎(しずいえん)のことです。
虫歯が進行すると歯髄とと呼ばれる歯の内部の神経や血管が詰まった部分に到達すると、歯髄の中の神経が痛みます。
また外傷や知覚過敏などでも歯の中の神経や血管などの組織が炎症を起こし痛みがでます。
痛みは初めは冷たい物がしみて、その後温かい物がしみるようになり、自発痛とよばれる何もしなくても痛みを感じるというステップがあります。
可逆性のものと不可逆性のものがあり、可逆性であれば治りますが不可逆性のものですと治療方法としては抜髄(ばつずい)といって、神経を抜く治療が必要になります。
しかし、激しい痛みが出ているなかの神経をとる治療は麻酔がなかなか効きづらく辛い治療になる可能性が高いです。
そのため、歯髄炎になる前の早めの段階で治療が行えるよう定期的に検診を行うことをおすすめします。
Perとは??
ペルとは、神経が死んでしまった歯または抜髄した歯の根の炎症で根尖性歯周炎のことです。 根尖性歯周炎は、歯の中が感染し、アゴの骨と歯とを結びつけている歯根膜、歯の根の先から周囲の組織やアゴの骨に炎症が広がり痛みが出ます。
虫歯や打撲などによって神経が死んでしまった時や、根の治療を途中のままにして時間がたってしまった時、以前に神経を取って治療した歯が、何らかの原因で感染を起こした時に発症する病気です。
ですのでペルは神経を抜いた歯や神経が何らかの原因ですでに死んでしまった歯の周辺の組織が炎症を起こすことで痛みを感じます。
初期症状しては、軽度の歯が浮くような痛みや噛んだときに痛みが生じます。進行するとズキンズキンと拍動するような痛みを何もしなくても感じるようになります。また、膿がでてくることもあります。
治療方法としては、歯根膜炎の場合も根尖性歯周炎の場合も、原因となっている歯の内部で感染した歯髄や腐敗物、細菌を取り除く「感染根管治療」を行います。根の治療です。
以上がペルとプルの違いでした。
気になることがありましたらお気軽にドクタースタッフにお尋ねください!