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ホワイトニング の効き方

こんにちは 歯科医師の鈴木 敬です。

今年は暖冬ですね。ですが、寒いです。。。

気温の差がありますので、体調管理にお気をつけください。

今回はホワイトニングについてお話しします。

著 ボンディッドレストレーションを参考にしています。

メカニズム

主にハイドロキシアパタイトから構成されるエナメル質は、わずかに存在する有機質の影響を受けるものの、色調はハイドロキシアパタイトの色を反映し無色と考えて良い。つまり、歯が着色されて見える原因は、エナメル質表面あるいはエナメル小柱に存在する有機色素とされており、これら有機色素が有する分子構造は、それぞれに異なる可視スペクトルを示し、それが着色となって人の目に見えるという事です。

有機色素によって構造式は異なるが、多くは、不飽和二重結合、ベンゼン環を有する色素がホワイトニングの対象となる。

一方、象牙質はコラーゲンを主体とする構造であり、そのため、象牙質そのものが黄色を帯びた、いわゆる象牙色を呈している。象牙質内に、エナメル質と同様に色素成分が侵入すれば、同様に着色を呈して見えるが、エナメル質ほど顕著には感じられない。これは、象牙質そのもののもつ色調によるものと考えられる。

プロフェッショナルクリーニングとホワイトニング

ホワイトニングとは、エナメル質表面やエナメル質中の色素の原因となる有機成分を、無色あるいはより目立たない色調に改変する事である。微細なエナメル小柱内に存在する有機成分を除去することは難しい。

クリーニングは、歯の表面に存在する着色物を機械的に除去するものであり、ホワイトニング とは異なる概念と認識しておくべきである。ただし、臨床的には、着色を特定した上で両者をつけい分けたり、あるいは、必要に応じて両者をコンビネーションで用いることは効果的である。

オフィスホワイトニング とホームホワイトニングの違い

①オフィス

②ホーム

③コンビネーション

の3つの方法がある。

①と②は着色を改善するメカニズムは同様であるが、処置をなす主体が、前者が歯科医師、後者が患者さんという大きな違いがある。そのため、処置にかかる期間、回数に差が出てしまうのみならず、処置ごとの段階的なホワイトニング レベルの変化、あるいはいわゆる後戻りといわれる再着色の程度やスピードも異なってくる。

一般的にオフィスで用いられるのは過酸化水素、ホームで用いられる薬剤は過酸化尿素である。しかし、過酸化尿素は分解されて尿素と過酸化水素を形成し、その中の過酸化水素が着色を改善する主体なので、メカニズムに変わりはない。

過酸化水素水によすホワイトニングのメカニズム

過酸化水素水の酸化力はそれほど大きいものではないが、ph9.5~10.8のアルカリ環境下に置くと、生成されたHO2は強いフリーラジカルになる。それが、有機性着色成分を低分子に分解する。

過酸化水素による作用は着色物である有機成分に作用するのみで歯質には作用しないため、歯質に対して影響はほとんど作用しないと考えられる。

オフィスもホームも弱アルカリ環境下に置くことで強いフリーラジカルの発生を促し、これにより着色成分を分解して無色の安定した物質に変換するというメカニズムにより成立している。

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