スポーツと歯の関係🦷✨

みなさんこんにちは!
歯科衛生士の佐藤です(*^_^*)

早いもので、2019年も残り一ヶ月となり、行く年を惜しみながらも、新しい年に期待を馳せています✨

来年度には東京オリンピックも開催されますね!😊
熱い戦い、日本人選手の活躍が楽しみです(^_^)!

みなさんは『スポーツ』と『歯』の関係について耳にしたことがありますか?

一流のスポーツ選手は歯を大切にしているといいます。

例えば、野球のイチロー選手は1日の歯みがき回数が5回。海外で活躍しているプロサッカー選手には、かかりつけ歯科医に診てもらうために帰国をした選手もいます。

では、噛むことでどんなパフォーマンスの向上につながるのか具体的にご紹介します。

①筋力アップ

重いものを持ち上げる場合など、グッと力を入れようとすると、自然と口の周りにも力が入っていませんか? さまざまな研究から、歯をしっかりと食いしばることで、筋力が4~6%程度アップすると言われています。数字にするとわずかですが、コンマ1秒を争うような競技では1%でも勝敗を分ける大きな差となりえるのです。

上下の歯が合わさると、「噛んだ」という情報が、脳の「運動野」という場所に伝達され、体を動かす「骨格筋」などの反応や動きに影響を与えます。力の入れ具合を調整するバロメーターの一つと言えるでしょう。

②重心、姿勢の安定効果

上下の歯でしっかりと噛めている場合と、噛み合わせが悪い場合とでは、重心動揺(直立した場合のふらつきなど)に違いがあり、噛み合わせが悪いと重心がブレやすいことがわかっています。特にポイントになるのが、犬歯より奥の歯です。前歯をカチカチ当てるのではなくて、しっかり奥で噛むようにしましょう。

また歯を噛みしめると、首にある胸鎖乳突筋などの筋肉に力が入り、首が安定します。首が安定すると体の軸がぶれないので、結果的に体が動かしやすくなったり視線が定まったりするため、パフォーマンスの質の向上につながります。

私たちの身体は姿勢を保とうとすると、咬筋(こうきん)という噛むための筋肉を働かせます。この時に咬筋は咀嚼筋の一部でありながら、反射的に「抗重力筋」として身体の平衡感覚の維持という役割を担うことになります。

③その他

噛むことで認知機能を司る前頭前野の血流がよくなり、集中力と判断力が高められます。
また噛むことで唾液の分泌が促されるため、水分補給のしづらいサッカー選手などは、喉の渇きを抑える効果も含めてガムを噛んでいることがあります。

なんでもよく噛んで食事ができることは、様々な栄養をからだに取り込みやすくし、全身の健康を保つために非常に重要です。また、よく噛んで食事をすることで丈夫な歯と噛み合わせを作り、活力あるからだで、生き生きとした日常生活を送ることができます!そのためにも、お口の中のケアを心がけていきましょう!✨(^○^)