秋の食材と離乳食

皆さんこんにちは、保育士兼歯科助手の山邊です。最近は寒さがぐっと増してきましたね。インフルエンザも流行っているところが出始めているようなので、お子さんの体調管理、そしてお母さんたち自身の体調管理もしっかり行いながら、元気に過ごしていきましょう。

今回は、離乳食の段階に合わせた、秋が旬の食材選びについてお話ししていきたいと思います。秋は冬に備えてエネルギーを蓄えるために最適な食材が多い季節でもあり、また、離乳食に最適な食材もたくさんあります。お子さんの食材選びに、是非参考になればと思います。

 

■ゴックン期(初期:5〜6ヶ月頃、ゴックンと食べ物を飲み込む練習をする時期)

ゴックン期は、お子さんの様子を見ながら、1日1回1さじずつから始めるようにしましょう。母乳やミルクは飲みたいだけあげて大丈夫です。まずはなめらかにすりつぶした状態のものから始めます。つぶしがゆから始め、すりつぶした野菜なども試して、慣れてきたら、つぶした豆腐・白身魚なども試してみましょう。食べ物を口から出してしまう時は、少量を下唇の上にのせるようにしてみてください。

今の季節は、かぼちゃとさつまいもなどがおすすめです。甘味の強いかぼちゃやさつまいもは離乳食を始めたばかりの赤ちゃんに好まれやすいです。調理も簡単で、ペースト状にして飲み込みにくそうだったら、だし汁、野菜スープ、粉ミルクなどで伸ばすと食べやすくなりますよ。

 

■モグモグ期(中期:7〜8ヶ月頃、舌でつぶれるくらい固さのものをモグモグと食べられるようになる時期)

モグモグ期は、1日2回食にして食事のリズムをつけましょう。離乳食の量が増えるにつれて母乳やミルクの量は減りますが、欲しがる時は授乳のリズムに沿ってあげましょう。また、便の中に野菜がそのまま出てきても、下痢便でなければあげるのを中止する必要はありません。月齢が進み消化、吸収力がつくと、そのまま出てくることは減ってきます。

今の季節は、かぶやほうれん草など。まだまだ食べる練習をする時期なので、柔らかく調理しやすいものがオススメです。かぶはコトコト煮込むと甘くなって食べやすくなります。ほうれん草はしっかりと茹でてアクを抜いてから与えましょう。

 

■カミカミ期(後期:9〜11ヶ月頃、歯茎でつぶせる固さのものが食べられるようになる時期)

カミカミ期は、食事のリズムを大切にして、1日3回食に進めていきましょう。味覚が発達してきますので、いろいろな食品に慣らし、味付けも工夫してさまざまな味を経験させてあげましょう。 手づかみで食べようとすることも増えますので、手でつかみやすいような大きさに切るなどの工夫もしましょう。離乳食の進み具合に個人差が出てきますが、焦らずに根気強く進めていけば大丈夫です。

今の季節は、れんこんや鮭など。だんだんと食べる事に慣れてくるので歯ごたえのあるものも大丈夫です。れんこんは繊維が多いので、すりおろすと使いやすいですよ。手づかみで食べることを考えて、おやきやスティック状にしたメニューにするのもオススメです。

 

■パクパク期(完了期:12〜18ヶ月頃、歯ぐきでかんだりつぶしたりできるようになる離乳食の仕上げの時期)

パクパク期は、1日3回の食事のリズムを大切に、生活リズムを整えましょう。1歳を過ぎたら、牛乳かフォローアップミルクを1日400mlコップであげるようにしましょう。また、おやつは食事で取りきれない栄養素を補うために大切になります。生活のリズムが整い、食事と食事の間がかなりあくような場合や、食欲が旺盛な赤ちゃんには1日1〜2回、時間と量を決めておやつをあげてもよいでしょう。ですが、必ずあげなければいけないものではありませんし、次の食事の妨げにならないように気をつけましょう。

今の季節は、ごぼうやさんまなど。繊維が固く、飲み込みにくいごぼうは、噛むのが上手になってきた完了期からがオススメです。しっかりとアクを抜いて柔らかく調理してあげましょう。噛む練習にもなりますよ。

 

暑いときや汗をたくさんかいたときには、水分の補給に配慮しましょう。ママやパパ、家族みんなで一緒に旬の食材を食べて、四季を感じるこが出来れ素敵な食育になりますよね。もちろん、食べさせる時に赤ちゃんに「今は○○がおいしいんだよ。」と声をかけてあげることもとても良いですよ。

 

引用したサイト

おいしい食材がいっぱい!秋におすすめ離乳食!
離乳食の進め方