虫歯のリスクが高い!〜夏〜

こんちにわ!歯科衛生士の田中です。梅雨もやっと終わり夏本番になって来ましたね!今年の夏は基本的に30度越えという事だったので、十分お体に気をつけてください!

 

さて夏といえば、花火大会、お祭り、または夏休みでお出かけ、親戚などでも集まり……色々なイベントがあると思います。そうするとやっぱり、色々な美味しい食べ物、アイス……ジュース……色々食べたくなりますよね!

 

ですが、そんな時こそお口の中は虫歯になりやすいです。では、

     

     「なんで甘いものを食べると虫歯になるの?」

 

今日はそんなお話をしたいと思います。

 

私たちのお口の中は基本的に中性の状態です。しかし食事を摂ることによってお口の中が酸性の状態に傾きます。お口の中が酸性の状態だと、脱灰が起こります。(歯のミネラルなどが溶けだしてしまう状態)脱灰の状態が続いていくことによって歯が溶けてしまい虫歯になってしまいます。

 

しかし基本的に40分ほど経つと唾液の成分(酸を中性する成分)で私たちのお口は酸性だった状態から中性に戻っていきます。

しかし逆に言うと40分程は歯が脱灰の状態なのです。虫歯になりにくくするというのはこの脱灰というお口の中が酸性に傾く状態を少なくすることが大事なのです!

 

じゃあどうすることが大切なのか

 

①極力間食は1日1回を目安に!

糖質は発酵性糖質と非発酵性糖質に分かれます。発酵性糖質はショ糖、ブドウ糖、果糖など虫歯の原因菌の酸産生の材料になるものです。ショ糖などが入ったキャンディー、飲み物などをダラダラ時間を決めずに飲んでいると、もちろんお口が酸性の状態なってしまい虫歯のリスクが高まります。

そしてよく聞く、キシリトールは非発酵性糖質なので酸産生の材料にならないものなのです。

 

②食事はしっかり噛んで唾液を出すように!

唾液にはたくさんの効果があります。抗菌作用、潤滑作用、酸を中和させる作用など……良い効果が沢山あります。唾液は噛むことで沢山出てきますのでよくかんで食べることを意識しましょう!

 

③寝ている時は唾液が出にくい!

人は寝ている時、起きてる時に比べてかなり唾液の量が少ないです。ですので上で説明した唾液の効果が多くは期待できません。ですので寝る1時間、2時間前は砂糖の入っている飲み物は避けてお茶またはお水などにすると良いです。

 

※その他にもしっかり毎日歯磨きをして、歯医者さんで予防のために定期検診を受けましょう!

 

せっかくの楽しい夏休み、または連休、虫歯になりやすい時期ではありますが、意識して行動することで、虫歯になるリスクはとても減ると思います。

歯もお体も健康な状態でより良いお休みを過ごしてください!

 

ぜひ連休明けに楽しいお話を聞かせてください!

 

それでは良い夏を!!