お口の健康は、全身の健康!~誤嚥性肺炎編~

みなさん、こんにちは!

歯科衛生士の育村です🍏

 

30年続いた平成も終わり、ついに令和の時代へと生まれ変わりましたね✨

平成から令和に変わるとき、皆さんはどのように過ごされましたか?

私は連休を使って、関東へ出かけていましたが、

雨を引き寄せる私が滞在していた日は、ことごとく、雨降りでした。。

平成生まれの私にとって、元号が変わることは初めての経験でしたが、いまだにあまり実感がなく。

いつになったら、今自分が令和を生きていることに気が付くのか、楽しみです😎

 

さて、本題へと移ります。

今回は高齢社会において増えている、「誤嚥性肺炎」について話したいと思います◎

誤嚥性肺炎とは、嚥下障害(食べ物をうまく飲み込めない)などによって、

お口の中にいる細菌が、食道ではなく気道に誤って入ってしまうことによって引き起こされる肺炎です。

ですので、お口の中のケアが不十分であれば、リスクも高まりますし、

反対に、誤嚥(誤って飲み込んでしまう、気道に物が入ってしまう)しても、お口がきれいであれば、

このリスクを軽減させることが出来るのです…!!

そのためには、自宅で行えるケア(歯磨きなど)以外にも、歯科医院で行うプロフェッショナルケアが必要です🦷🌈

ぜひ、騙されたと思って、痛くもないのに歯科医院へ予防のために通ってみて下さい!絶対後悔はさせません!

 

また、誤嚥に関しては、お口の筋力が落ちてきたり、機能が低下するとその分リスクが増えてしまいます。

そうならないためのお口の体操、その名も、健康ならぬ「健口体操(けんこうたいそう)」というものがあります🧠

 

その中でも、私がおすすめするのは、『パタカラ体操』です!聞いたことがある方もいるのでは?

「パ」「タ」「カ」「ラ」と発音することで、お口周りの筋を刺激し、より誤嚥しないお口に出来るのです🗣

 

★効果★

「パ」…唇をしっかり閉じることで発音できる◎

唇を閉じる力を鍛え、食べこぼしなく食べられるようになる

「タ」…舌先を口の上側に触れると発音できる◎

舌を前に出す力を鍛えることで、食べ物を飲み込みやすい形にまとめ、口の奥に運べる

「カ」…舌をのどの奥へ引っ込めることで発音できる◎

舌を後ろに引く力を鍛えることで、より食べ物をスムーズに食道へと運べる

「ラ」…舌を上あごにつけて、離すと発音できる◎

舌を上へ持ち上げる力を鍛えることで、舌を使って飲み込みやすくする

 

それぞれを、

「パパパパパ」「タタタタタ」…と何度か繰り返して発音してみましょう。

まじめにやると、なかなか疲れるはずです…。普段いかにお口の筋肉を使っていないか、

これは、老若男女問わず言えることでしょう。お時間があればぜひやってみてください🙋🏻‍♀️