慢心が歯周病の原因?

こんにちは😃

歯科衛生士かとうです!

何が原因で歯周病が悪化してしまうのでしょうか?

歯周病は感染症ですので、疲れや他の疾患など、免疫力の低下によっても発症することが多くあります。放置するとどんどん進行するため、ちょっとしたサインを見逃さず、早めに治療をし、日々のケアをしっかりとすることが大切です。

歯ぐきが赤く腫れているとか、歯ぐきに変色が見られる、ブラッシング時に出血がある、歯がぐらついてきた、歯ぐきから膿が出るなど、わかりやすい症状になって出てくれば発見しやすいのですが、そういうわかりやすい症状ばかりではなく、サイレントディジーズと呼ばれる通り、知らない間に進行するケースも多くあります。

例えば、歯ぐきがムズムズする・違和感がある、起床時に口の中がねばねばする、口臭がある、口臭がきつくなってきた、歯に食べ物が挟まりやすくなってきたなど、日常のちょっとした違和感が歯周病の始まりと考えていただいても大げさではありません。

歯周病の患者さんを見ていると、「自分は歯周病とは無縁」「食べ物もおいしいし痛くないから大丈夫」「毎日歯みがきをしているから私は大丈夫」など、自分は歯周病とは関係無いと思っている方が少なくありません。自分ではしっかりと歯みがきをしていると思っていても、正しいブラッシングができていない患者さんの方が多いのです。

私の病院では最初に口腔内をチェックして、口腔内写真を撮影します。撮った写真をお見せすることで初めて、歯石が付いている、奥歯にプラークが溜まっているとか、ビジュアルで確認して「私の口の中って汚いのね」と言われる方がほとんどです。それだけ、自分の口の中の状態に気付いていない方が多いのです。

「私は歯周病とは関係ない」その慢心が歯周病の源だと考えます。ちょっと違和感があったら、「私はもしかしたら歯周病かもしれない」そう考えて、歯科医に定期検診へ行ったりケアを始めてみたりすることが大切です。

自分に合った歯ブラシ、歯みがき粉を発見して欲しい

歯周病には歯周病に合った、むし歯にはむし歯に合った、歯を白くしたい方には白くしたい方向けの歯ブラシ、歯みがき粉があります。歯周病予防をしたいのに、知覚過敏予防用の歯みがき粉を使ってもより良い効果は得られません。

例えば歯周病の場合、一般的にはヘッドが小さくコンパクトで、毛先が細くやわらかい歯ブラシをお勧めします。さらに、細菌感染を抑える成分の入った歯みがき粉を併用されることをお勧めします。

しかし、人によっては歯周病でも強いみがき方をされる方がいますが、そんな方だと毛先が細くやわらかい歯ブラシだとすぐ駄目になってしまいます。また、お口が小さい方だと、ヘッドがさらに小さくリーチが長い歯ブラシで無いと奥歯まで届かない方などがいらっしゃいますので、自分に合った歯ブラシや歯みがき粉が分からない時は、歯医者に行って相談してみてください。一人ひとりに見合った歯ブラシや歯みがき粉を見つけてください。