歯周病について

こんにちは!歯科衛生士の遠藤ですヾ(*´▽`*)ノ

 

今回は歯周病について!

 

大人の方が歯を失ってしまう一番の原因といわれる歯周病
歯周病はどんな病気なのかを詳しくみていきますね。
まずは下記のセルフチェックをしてみましょう!
 
歯周病のセルフチェック
1.歯をみがくと歯肉から血が出ることがある。
2.口臭が気になる。
3.朝起きた時に口の中がネバつく感じがある。
4.歯の間に食べ物がはさまりやすい。
5.歯が浮いた感じや、歯肉がむずがゆい時がある。
6.歯肉が赤くはれて痛みがある。
7.歯肉を押すと膿(うみ)が出る時がある。
8.歯が以前より長くなった気がする。
9.冷たいものでよく歯がしみる。
10.歯がグラグラ動く感じがする。
…1~10のどれかに心当たりはありませんか?たくさん当てはまる方は、歯周病になっていたり進行している可能性があります。早めに歯科医院で診てもらいましょう。
歯周病の原因と進行
お口の中にはおよそ300~500種類の細菌がいます。その中に歯周病の原因になる菌がいます。
細菌はプラーク(歯垢)の中で増えていきますが、歯周病菌は嫌気性菌(空気が嫌いな細菌)なので、空気に触れないところ、例えば歯周ポケット(歯と歯肉の隙間や溝)に住みつきます。
歯周ポケットの深さは通常2~3mm程度ですが、ハミガキが不十分だったり、不規則な生活習慣などにより、菌が増えて歯肉が炎症をおこし腫れてしまうと4~5mm以上と深くなってしまいます。
ここからは、歯周病の進行に関する2つのポイント、菌の住み家「プラーク」「免疫」について。
歯周ポケットについたプラーク(歯垢)はハブラシでは落としきれないことも多く、時間が経つと徐々に石灰化して硬い歯石になります。
歯石の表面はザラザラしているので、さらにプラーク(歯垢)が付着しやすくなり、放置するとプラーク中の細菌が歯周ポケットのより深いところにまで入り込み歯周病を進行させる毒素を出し歯周病が進行、悪化していきます。
歯周病菌が増加すると、体の免疫反応が歯肉や歯を支える骨を菌から守るために戦ってくれます。しかし、あまりにも菌が増えてしまうと、感染してしまった歯を異物とみなし、体から排除しようと歯を支える骨を溶かしていきます。免疫はある一定のラインを超えると自分自身を攻撃してしまい歯周病が進行していきます。歯を支える骨が溶かされていくと、歯は支えを失いグラグラ揺れはじめ、最終的には抜けてしまいます。
歯周病予防について
歯周病は進行しないように予防していくことが重要です!
歯周病を進行させるリスクになるものとして、喫煙、バランスの悪い食事、肥満、全身疾患(糖尿病など)、服用薬、咬合(歯ぎしり、くいしばりなど)、不適合補綴物、ホルモンバランス、睡眠不足、ストレスなどがあります。
お家での正しいハミガキで清潔な状態を保つことや生活習慣を整えることなどが大切です。
ハミガキで落としきれないガンコなプラークや歯石は歯科医院で徹底的に除去して細菌を減らしましょう。
細菌はゼロにはならないので、毎日のホームケアと定期的な歯科医院での検診やクリーニングを続けてお口の健康を保ちましょう!