歯に着色が!

こんにちは😃
歯科衛生士のかとうです!

歯を白くする方法と、着色の原因は?

ホワイトニングの方法と歯が黄ばむ原因

歯は白い方がいいけど、ホワイトニングまでする必要があるの?自分でなんとかする方法は?歯の汚れや黄ばみが気になり始めたときに多くの方がまずはそう考えるのではないでしょうか? 着色の状況や原因によっては自分で歯を白くする工夫もできますが、早めに歯科医院に相談した方がいい場合もあります。 まずは着色の原因・状況・歯を白くする方法の違いをしっかり確認しておきましょう!

そもそも着色の原因とは?
歯の着色原因は、内部からの原因と外部からの原因があります。

加齢による歯の黄ばみ
歳をとると歯は白色から黄色に変色していきます。これは、表面を覆っている半透明の白色物質である「エナメル質」が、加齢に伴って磨耗し薄くなることで、内側の象牙質がより透けてみえやすくなるためです。

外部からの着色

コーヒーやお茶などに含まれる色素が歯の表面に沈着することでも着色を引き起こします。「ステインによる着色」と呼ばれるものがこれに当たります。
ステイン着色の原因になりやすいものは、コーヒー・お茶のほか、赤ワインやチョコレート、ココア、タバコなどが良く知られていますが、バナナや大豆製品など、一見意外なものにもステインの原因になりやすい物質が含まれています。

そして、歯の表面には「ペリクル」と呼ばれる薄い膜があります。ペリクルは食べ物のカスを虫歯菌が分解するときに発生する「酸」から歯を守るなどの良い働きがありますが、その反面ペリクルは色素をくっつけてしまうという働きもあります。

また、歯垢が歯に付着することでも着色を引き起こします。歯垢は淡い黄色をしており黄ばみを目立たせますが、歯ブラシで容易に除去することができるので、着色の中でも比較的早く原因除去をすることができます。

虫歯による色の変化
初期の虫歯では、歯の表面が「脱灰(歯の主成分であるカルシウムとリンが歯から溶け出すこと。進行すると穴が空き虫歯となる)」することによって起きるホワイトスポットという現象がみられます。 ホワイトスポットから進行すると、さらに虫歯が進み歯は黒色に変色します。

抗生物質による色の変化
あまり知られていないことですが、抗生物質の中でもテトラサイクリン系と呼ばれる種類の薬剤は、骨や歯など身体の硬組織に対して影響を及ぼし、特に歯に着色を起こす副作用が報告されています。

外部からの着色「ステイン」を付着させない方法
歯の表面はつるつると滑沢です。これは滑沢なことで歯の表面に細菌がつかないようになっており、清潔な状態を保てるようになっています。

表面を傷つけない
その表面を研磨剤などでゴシゴシと強く磨いてしまうと、細かな傷がついてしまいます。するとその細かな傷に細菌や汚れがつきやすくなり、結果としてステインの沈着にも繋がってしまうのです。

飲食後の習慣
コーヒーやお茶、さまざまな飲み物や食べ物にステインが含まれていると前述しました。これらのものを飲食した後にうがいや口をゆすぐことで、ステインの主成分を洗い流し、ステインの沈着を防止することができます。
また、うがいをするのが面倒だと感じる人はガムを噛むことで唾液の分泌を促進するので、程度は落ちますが同様の効果を得ることができます。

続きはまた後日!