噛むことの大切さ✨

みなさんこんにちは!
歯科衛生士の佐藤です(*^_^*)

今回は噛むことの大切さについてお話し
していきたいと思います!

現代人は、食事にかける時間が減ってしまったこと、軟らかい食べ物を好むようになったことなどから、噛む回数が激減しています。

女王卑弥呼の時代(弥生時代)の人びとは、1回の食事に約4000回も噛んでいたといいます。それが江戸時代には半分以下になり、戦前までは大差なかったのですが、戦後50年間でさらに大幅に減少、現代人が1回の食事で噛む回数は、約600回といわれています。

その結果、しっかりよく噛むことを忘れた現代人は、医療の発達のおかげで「長生きにはなったが不健康な人も数多くいる」という、あまり喜べない状況になってしまったようです。

では、良く噛むことでどのような影響があるのでしょうか??

①食べ物の消化吸収に良い
消化酵素のアミラーゼを含む唾液の分泌を促し、胃腸での食べ物の消化吸収を促進する。また、よく噛まないと、消化器官に余分な負担がかかり、消化不良を起こすこともある。

②虫歯歯周病予防
唾液の分泌がよくなり、唾液に含まれる免疫物質が細菌を減少させるため、口腔内の清潔が保たれ、むし歯や歯周病の予防につながる。

③癌や老化を予防する
唾液に含まれるペルオキシターゼというたんぱく質には、発がん性物質の発がん作用を抑える働きがある。また、ペルオキシターゼには、老化現象など、身体に悪影響を与える活性酸素を抑制する働きもあるので、よく噛むことは老化防止にもなる。

④脳を刺激活性化する
美味しい・まずい、固い・軟らかい、熱い・冷たいなどと感じたり、噛むという作業により、頭部の骨や筋肉が動き、血液の循環がよくなることで脳神経が刺激され、脳の働きが活発になる。

⑤ストレス解消と肥満防止
早食いをせず、ゆったりと時間をかけて楽しく食事をするということは、緊張をほぐし精神を安定させ、ストレス解消にもなる。また、食事に時間をかけることにより、満腹感が得られ、食べ過ぎによる肥満防止の効果もある。

⑥強い顎をつくる運動能力の向上
物をよく噛んで食べると、上下のあごの骨や顔の筋肉が発達し、丈夫なあごをつくる。あごが充分に発達していないと歯並びが悪くなり、運動能力が低下するなど、いろいろと健康を害する問題が生じる。

⑦アンチエイジング
表情筋が鍛えてられ、ほうれい線の予防につながります。また唾液に含まれる「アンチエイジング効果」がある成分の分泌が促されます。

⑧認知証予防
よく噛むことで脳細胞が活性化され、記憶力の低下を防ぎ、認知機能を回復します。咀嚼運動の方が手や指の運動よりも脳を活性化させます。

このように良く噛むことで全身の健康にも沢山の良いことがあります!(*^_^*)

慣れないうちは難しいかもしれませんが
一口30回噛む、飲み物で流し込まないで食べるを意識してみてくださいね(^_^)☆