歯磨きの順番で効率UP

みなさん、こんにちは✨歯科衛生士の田口です☺︎

歯みがきの最大の目的はプラーク(歯垢)を落とすことです。
プラークは生きた細菌の塊で、むし歯・歯周病などの原因になりますが、歯と同じような乳白色をしているため、注意して磨かないとみがき残してしまいます。さらに、水に溶けにくく、歯の表面に粘着しているため、うがいでは取り除くことができません。 歯みがきによって、このプラークを取り除きむし歯や歯周病などにならないようにすることが大切です。

歯磨きは、コツさえつかめば短時間で効率よくきれいに磨くことができます✨

今回お伝えしたいこと、
「時間をかけることより大切なのは順番を決めること」です。

つい前歯から、奥歯から、と磨きやすい場所から磨き始めて色々動かしてしまいがちですが、磨く順番を決めて動かしましょう。

例えば、右利きの人は、
右下奥歯の頬側から順番に前歯、そのまま左の頬側を磨きます。
左下奥歯まで磨いたら左下奥歯の舌側を磨き、前歯の裏、右下の舌側へと進みます。
そして、右上の頬側から、上の前歯へ磨き進み、左上の頬側を磨き、そのまま左上の奥歯裏側を磨き、上の前歯の裏側へ磨き進み、右上奥歯裏側まで磨きます。
最後に、上下の噛み合わせの部分も磨いて全て磨き終わります。

必ずしも、この順番でなくても構いませんが、ご自身のやり易い側からスタートし、順番に磨いてみてください。

順番を決めてみがけば、磨き忘れを防ぎ、すべて均等にみがけます。

また、磨くタイミングですが、
起床時はお口の中の細菌が爆発的に増えているため、朝食前にうがいをしたり、軽く歯磨きをしてお口の中の細菌を減らす目的で磨くといいでしょう。(2019年1月のブログでご紹介いたしました「朝起きたら水を飲む?」もご参照ください😁)

日中に歯磨きができない方は、就寝前には必ず歯磨きをすることをお勧めします。

 

もう1つ!
「歯ブラシの前に、
デンタルフロスもしくは歯間ブラシを使いましょう」
歯間も磨く場所という意識を持つことが大事。歯と歯の接触部分を磨けるのはデンタルフロスだけ。必ずお使いいただくことをオススメします!また、歯ぐきとの間に隙間がある場合やブリッジという被せ物が入っている場合は、歯間ブラシを使ったほうが効率的に磨けます。
清掃効果が高まるので、歯ブラシ前にご利用になってみてください!

磨く順番に関して、
大人の方はもとより、1人で磨けるようになったお子さんに対しても重要な上達ポイントだと思います✨
どうぞご家族で、「磨く順番を決める」ことで歯磨き上手になってください…✨

そして定期検診のご来院も
お待ちしております!