伝染性紅斑(りんご病)とは

こんにちは!😊

保育士村山です(*^^*)

今回は最近流行している伝染性紅斑(りんご病)について紹介します。

宮城県では10月以降、伝染性紅斑(りんご病)の患者が増加していて、現在も流行が続いています。幼児・学童を中心に流行がみられる感染症ですが、抗体がない人であれば誰でも感染する可能性があります。

 

⭐️りんご病とは⭐️

りんご病は、ほっぺたがりんごの様に赤くなるのでそう呼びますが、本名は“伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)”と言う名前です。

原因は、ヒトパルボウイルスB19というウイルスで、頬が真っ赤になることで診断がつきます。

頬が赤くなる7~10日前に風邪の症状(潜伏期約1週間のあと、発熱、倦怠感、咳・鼻水、吐きけ・下痢、関節痛など)がある事が多く、その時にはうつりますが、頬が真っ赤になった時にはもうつらないことがほとんどです。

発疹がでるのは頬だけではなく、1~2日遅れて手や足・時には胸や背中にも網目状・レース状と表現される発疹がでます。この発疹は1週間位でひく事もありますが、その後も3週間程何回か出てくる場合や、一度出た発疹が長引くこともあります。

このウイルスは色々な病気を引き起こす事がありますが、子どもがりんご病としてかかるのには、こじれる事はあまりありません。

大人がかかると関節炎や頭痛がひどくなる事もあります。妊娠初期にかかると胎児に異常がでたり、流産したりする危険があるので、妊娠されている方は流行期十二分に注意する必要があります。

“りんご病”は、はしか(麻しん)同様に一度かかるともうかからないのが特徴です。かかった事が分かった時点で、母子手帳の予防接種の後ろに記載するところがありますので書き残しておいて下さい。“りんご病”は、大人になる前にかかっておきたい病気のひとつと言われています。

🔶潜伏期間

10~20日

🔶感染経路

咳やくしゃみなどによる飛沫感染です。
微熱や感冒様症状が見られることの多い時期(紅斑出現の7~10日くらい前)のウイルス排出量が最も多く,発疹が出る頃には感染性はありません。

🔶予防方法

咳が出るときは,マスクの着用をするなど咳エチケットを心がけましょう。また,石けんと流水による手洗いの徹底も有効です。

伝染性紅斑(りんご病)の感染拡大防止とともに、これからインフルエンザやノロウイルスによる感染性胃腸炎の流行期に入りますので、感染予防のため、咳エチケットや石けんと流水による手洗いの徹底をしていきましょう!