入れ歯の正しい知識とお手入れの方法

あけましておめでとうございます。
歯科衛生士の東城です★
みなさんはお正月をどのようにお過ごしでしょうか?
私は元旦に家族で初詣に行っておみくじを引いたのですが、私と子供たちはみんな「大吉」で新年早々うれしい気持ちになりました✨
今年も初心を忘れず、しっかり丁寧な診療のアシストを心がけ頑張りますのでよろしくお願い致します。
それでは、今回は「入れ歯の正しい知識とお手入れ方法」についてお話したいと思います。
日本人の入れ歯を使用している半数以上の人が、入れ歯が合わないと感じているようです💦
はじめは合っていても、使っていくうちに口の状態や入れ歯自体の変形などにより、違和感が出てきます。
我慢して使い続ければ、あごの骨が減ってさらに合わなくなってしまったり…💦
入れ歯は「一生もの」ではありません。
少しでも違和感があれば「自分に合う入れ歯」になるように歯科医院を受診しましょう。

〈合わない入れ歯を付けていると…〉
①硬いもの、歯ごたえがあるものが食べられない

②食が細くなり、エネルギー不足で体力や免疫力が低下する

③食べたり話したりすることに苦痛を感じて口を使わなくなり、口の機能が低下する

〈汚れた入れ歯を付けていると…〉

1、入れ歯につく歯垢(デンチャープラーク)がたまり、義歯性口内炎の原因になる

2、入れ歯による慢性的な刺激や圧迫で、粘膜や入れ歯の床縁に炎症が起こる
(粘膜面に白い苔状の付着物が見られることもある)

3、唾液に含まれる細菌が増え、気管に入ると誤嚥性肺炎を起こす危険がある

〈入れ歯のお手入れ方法〉
毎食後に水洗いをするのが理想的ですが、無理な場合は1日1回はていねいに洗いましょう!
「総入れ歯」で汚れがつきやすいのは歯と歯のすき間や歯肉と密着する裏側。
「部分入れ歯」は複雑な形をしていて汚れがつきやすいので、金具の部分まで念入りに洗いましょう。

そして入れ歯は流水下で、(できれば)入れ歯専用のブラシで洗いましょう。歯みがき粉はつけません!
眠る前に洗った場合は水に入れて保管します。
入れ歯洗浄剤での除菌もオススメします。

熱湯や漂白剤につけたり乾燥させたりするのは、変色や変形のもとになるので避けましょう💦

入れ歯で快適に過ごすために、毎日のお手入れとともに、歯科医院で定期健診をオススメします★