歯の着色・変色

みなさんこんにちは🐼!中村です。
今回のわたしのブログのテーマは
🗣「歯の着色・変色」についてお伝えしていきます。

歯の色が気になる!歯の着色、変色について。
気がつくと歯が茶色になっていたり、黄ばんでいたりすることはありませんか?歯の着色、変色にはさまざまな原因があります。

《着色、変色の原因と対策》
①ステイン
コーヒーや紅茶、お茶、赤ワイン、カレー、など色の濃い飲食物などによる着色。
◎対策・歯科医院で行うクリーニングで落とすことができます。どうしても着色が気になる、付きたくないという方は、色の濃い飲食物を摂取した後はすぐ水で口をゆすぐと付着量が減少します。
あとはなるべく色の濃い飲食物を摂取することを控える事も対策の1つになります。

②歯垢、歯石
歯垢、歯石が歯の根元につく事で、明るさに重要な光を遮断してしまう為、歯が黄ばんでみえてしまいます。
◎対策・歯垢や歯石は歯周病の原因の1つにもなります。まず歯石がついてしまったら必ず除去することが必要です。歯周病にならないためにも定期的にクリーニングを行い、健康な歯を保ちましょう。

③加齢
歯の表面には半透明のエナメル質、その内側に象牙質という層がありこの象牙質が歯の色を左右しています。
生えたての歯の象牙質は淡いクリーム色をしているのですが、加齢により色が濃くなってしまいます。
また強すぎる歯磨き、歯ぎしり、食いしばりでもエナメル質表面が少しずつ薄くなり内側の象牙質の色が強く見えてきてしまい歯が茶色や、黄ばんで見えてしまいます。
他にも過度なブラッシング圧、不正な歯並び、歯ぎしり、食いしばりにより歯肉も痩せてきてしまい、やがて歯の根が露出し色が濃く見える原因になります。
◎対策・加齢による象牙質の変色に対してはホワイトニングにて改善します。
歯ぎしり、食いしばりによりエナメル質が削れてるまたは過度な力による歯肉への影響に対してマウスピースをして防ぎます。
削れてしまったエナメル質はコンポジットレジン(プラスチック樹脂)で修復します。(修復範囲に限度あり)
または露出した根の面にコンポジットレジンで修復します。

④虫歯
虫歯になると歯は茶色になります。
虫歯にはC1(エナメル質まで虫歯が進行)、C2(象牙質まで進行)、C3(神経まで進行)、C4(根っこだけ残ってる状態)というランクがあります。
進行具合にもよりますがC1の段階から変色していきます。
◎対策・虫歯の治療を行いましょう。
虫歯の進行具合で治療法は異なりますがそのままにしておくと、虫歯は進行していく一方です。歯が黒いと思ったらまず歯科医院を受診して下さい。

⑤神経を失っている歯
虫歯が神経まで進んでしまったり、何らかの原因で神経が死んでしまった歯は象牙質の変色を起こし歯の色が茶色に見えたりグレーかかった色に見えます。
◎対策・
⑴根管治療(根っこの治療)
象牙質の変色を起こすほど神経まで進んでしまった虫歯は根の先端まで虫歯菌が感染しています。必ず根管治療が必要となります。
⑵ウォーキングブリーチ(ホワイトニング)をする
歯の残存量にもよりますが歯の表面ではなく歯の内部にホワイトニング剤を入れ、象牙質の漂白をします。
ウォーキングブリーチは必ず根管治療を行った後か、既に根管治療が終わっており歯に虫歯や内部の細菌感染を起こしていないか確認の上で行う治療となります。

⑥薬物によるもの
抗生剤の一種である、テトラサイクリンを、永久歯の象牙質ができる乳児から7歳くらいの間に服用した場合、象牙質に色素が沈着してしまい、歯の色が濃くなったり、グレーの帯状に変色してしまいます。
◎対策・
⑴ホワイトニングを行なってみる
当院ではオフィスホワイトニングとホームホワイトニングの二種類を行なっており、どちらも適応しています。
ホワイトニングによりテトラサイクリン変色歯が目立たなくなります。(個人差はあります)
⑵補綴物(被せ物)をいれる
ホワイトニングで満足できなかった場合は被せ物で修復します。
変色を遮断し透明性も再現できるオールセラミッククラウンが第一選択になりますが歯を削るデメリットがあり治療選択を慎重に行う必要があります。

このように歯の着色、変色には様々な理由があります。気になったら先生に診てもらったりスタッフに話してみて下さい😌🍀