親知らずって抜かないといけないの?

こんにちは!受付の目黒です(◍•ᴗ•◍)
今回は親知らずについてです。

親知らずって抜くと痛いし腫れるし大変って聞いたことありませんか?
親知らずについての正しい知識をぜひ知っていただきたいと思います!

まず、親知らずとは大人の歯の中で一番後ろ(8番目)にある歯のことで10代後半から20代前半に生えてくるため親に知られることがなく生えてくるので親知らずという名前と言われています。

そもそも親知らずは皆さんが4本生えてる訳ではなく、元々無い方や4本揃って無い方もいます。また、生えていてもまっすぐ生えてる方もいれば斜めに生えてる方、歯茎の中に埋まってる方もいるので個人差があります。

よく親知らずは抜かないといけないんですか?という質問をいただく事がありますが、必ず抜かないといけないという訳ではありません。親知らずがまっすぐ生えていて他の歯と同じ様に機能しており、上下の親知らずがちゃんと噛み合っていれば抜かなくて良いケースもあります。

反対に、親知らずが斜めに生えていたり虫歯や歯周病にかかっている場合、また痛んだり腫れたりする場合は抜いた方が良いと言われています。もちろん、虫歯でも削って詰められるケースもありますが、親知らずは磨きにくい分、治療をしてもまた虫歯になってしまったり歯ブラシが届きづらいのと同じ様に削る機械も入りにくいため虫歯が取りきれないケースもあるんです。

親知らずは他の歯と異なり、斜めに生えたり曲がっていたり骨に埋もれていたりと通常の抜歯よりも難しい場合が多いので抜歯は大変と言われています。

では、抜歯後の痛みや腫れについてですが、実際麻酔がしっかり効いていれば抜く時の痛みは殆ど痛みはありません。しかし、器具で押される感じやミシミシという音が不快に感じられる方はいらっしゃると思います。

また、麻酔がきれた後には痛みと腫れが生じるケースは勿論あります。しかし、これもかなり個人差があり、痛みや腫れが少ない方や生じない方もいらっしゃいます。ちなみに痛みと腫れのピークは抜歯後72時間と言われています。

また、下の親知らずですと、親知らずの根っこの先に下歯槽神経という神経があるため抜く際に神経を損傷してしまうと一時的な違和感、麻痺する感覚が出る場合があります。また、上の親知らずですと親知らずの上には上顎洞という鼻につながる空洞があるので抜く事で上顎洞を貫通してしまい炎症を起こすケースもあります。

この様なケースに関しては大学病院等の歯科口腔外科を紹介させていただいています。

必ずしも脱がなければならない訳ではない親知らずですが、厄介なのも事実です。親知らずに悩まれてる方は一度ご相談ください(*´ー`)ノ