こんにちは!歯科医師の高橋(寿)です。
あけましておめでとうございます!もう2026年も1ヶ月が過ぎようとしていますね。まだまだ厳しい寒さが続き、体調を崩しやすい季節ですが皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今回は、患者さんからご相談の多い
「親知らずはなぜ抜いたほうがいい場合があるのか?」
についてお話しします。
親知らずとは?
親知らずは、前から数えて8番目、一番奥に生えてくる永久歯です。
正式には「第三大臼歯」と呼ばれ、多くの方でまっすぐ生えきらず、横向きや斜めに生えてきます。
現代人は顎が小さいため、親知らずが十分なスペースを確保できないことが多いのです。
親知らずを抜いたほうがいい主な理由
① むし歯・歯周病になりやすい
親知らず(8番)は、非常に歯ブラシが届きにくい場所です。
そのため清掃性が悪くなり、汚れがたまりやすくなります。
この状態が続くと、
- 親知らずがむし歯や歯周病になる
- 手前の7番目の歯にもむし歯や歯周病が生じる
といったトラブルが起こりやすくなります。
特に注意が必要なのが、
7番の歯の「奥側(遠心)」の歯ぐき付近から進行するむし歯です。
この部分は見えにくく気づいたときにはむし歯が深く進行していることも少なくありません。
むし歯が7番の遠心歯頸部(奥側の歯ぐき付近)から進んでしまうと、
治療が非常に難しくなり、最悪の場合、親知らずだけでなく7番の歯まで抜かなければならないケースもあります。
(神経の治療が必要になった時成功率が著しく下がるため)
② 繰り返し腫れや痛みを起こす
親知らずの周囲は、炎症を起こしやすい環境です。
一度腫れた経験がある方は、疲れや体調不良をきっかけに、同じ症状を繰り返すことがあります。
すべての親知らずを抜くわけではありません
すべての親知らずが抜歯の対象になるわけではありません。
- まっすぐ生えている
- きちんと噛み合っている
- 清掃がしっかりできている
このような場合は、経過観察で問題ないこともあります。
重要なのは、
「将来7番の歯に悪影響を及ぼす可能性があるかどうか」
を含めて判断することです。
早めの相談がおすすめです
親知らずのトラブルは、痛みや腫れが出てから来院される方が多いですが、
炎症が強い場合はすぐに抜歯できないこともあります。
大切な7番の歯を守るためにも、
「今は痛くないけれど気になっている」という段階でのご相談をおすすめします。
レントゲン撮影を行い、
抜歯が必要かどうか、時期やリスクを含めて丁寧にご説明いたします。
どうぞお気軽にご相談ください。