歯垢と歯石の違い

みなさんこんにちは!

かさはら歯科医院、歯科衛生士の佐藤です

10に入り、肌寒い日が多くなりましたね!

今年は松島と秋保の紅葉を観ました🍁

ライトアップされていて綺麗でした✨

毎日きちんと歯を磨いているつもりでも、「歯石がついてますね」と歯科で言われたことはありませんか?

実は、“歯垢(しこう)”と“歯石(しせき)”は似ているようで全く別もの。

この違いを知ることが、虫歯や歯周病を防ぐ第一歩です。

🦷 歯垢(プラーク)とは?

歯垢とは、食べかすではなく「細菌のかたまり」のこと。

歯の表面に白っぽくネバッと付着するもので、実際には1mgの歯垢の中に約1億個以上の細菌がいるといわれています。

歯垢は、食後わずか数時間で形成され始めます。

その中には虫歯菌や歯周病菌など、さまざまな細菌が共存しており、

放置すると歯ぐきの炎症や歯周病の原因になります。

つまり歯垢は、毎日の歯磨きでしっかり除去することができる“柔らかい汚れ”。

歯ブラシ・フロス・歯間ブラシなどを使えば、家庭でも取り除けます。

🦷歯石とは?

一方の歯石は、歯垢が唾液中のカルシウムやリンと反応して石のように硬く固まったものです。

この変化は、なんと2〜3日で始まります。

一度歯石になると、もう歯磨きでは取れません。

歯科医院で専用の器具(スケーラー)を使って、物理的に削り取る必要があります。

歯石そのものは固まった“石”なので、直接的に歯を溶かすわけではありません。

しかし、その表面がザラザラしているため、新たな歯垢が付きやすくなるのが問題。

結果として、歯ぐきの腫れ・出血・口臭・歯周病を引き起こします。

1. 毎日の丁寧なブラッシング

 歯垢が歯石に変わる前に落とすのが何より大事。

 特に、歯と歯ぐきの境目・下の前歯の裏・奥歯の内側などは歯垢が溜まりやすいです。

2. デンタルフロス・歯間ブラシを使う

 歯ブラシだけでは歯と歯の間の歯垢は60%しか落とせません。

 フロスを使うだけで、歯垢除去率は約80〜90%にアップします。

3. 定期的なプロケア(3〜6ヶ月に1回)

 自分では落とせない歯石は、歯科医院でクリーニング(スケーリング)してもらいましょう。

 同時に、歯ぐきの状態チェックやセルフケアの見直しもできます。

歯垢は「柔らかい細菌の膜」、歯石は「それが硬く固まった石」。

どちらも放置すれば歯周病や口臭の原因になりますが、

歯垢は家庭で防げる、歯石は歯科でしか取れないというのが最大の違いです。

毎日のセルフケアで歯垢をためないこと、そして定期的なプロケアで歯石をリセットすること。

この2つを続けるだけで、10年後・20年後の自分の歯の健康が大きく変わります。

今日から意識して、歯と笑顔を守っていきましょう✨