タバコによる歯肉の色の変化🚬

皆さんこんにちは☀️歯科衛生士の伊藤です🐥

私事ですが、なにわ男子のLIVEに行ってきました🫶
幸運なことに席もステージ近くで、推し(道枝駿佑さん)を近くで拝見することが出来ました🙏
近くで見た結果シュッとした口元や、歯の白さなどに感動して、私もそうなりたいと思い、ホームホワイトニングをはじめてみました🦷✨
まだはじめたばかりですが、効果が出るのが楽しみです☺️

さてさて今回のテーマは
『タバコによる歯茎の色の変化🚬』です!
皆さんはタバコを吸われますか?
また、身近に吸う方はいらっしゃいませんか?
実はタバコは身体に悪いだけではなくお口の中にも悪影響をたくさん及ぼします。
その中でも今回は特に聞かれることの多い
歯茎の色への影響をお伝えしていきます!

 

健康な歯茎がピンク色なのは歯茎の中にある毛細血管が透けているためです。
しかし、タバコに含まれる一酸化炭素によって歯茎の組織が酸欠状態になったり、ニコチンによって毛細血管が収縮します。
その結果血流が悪くなり、歯茎が黒ずんで見えるようになるのです。
また、喫煙することによってメラニン色素が増加し、これも歯茎の黒ずんだ見た目に関わります。通常はビタミンCによってメラニン色素は抑制されるはずですが、タバコはビタミンCを奪ってしまうため、結果的にメラニン色素の生成が抑制されず、黒っぽい色素沈着を招いてしまうのです。

喫煙しない人でも、副流煙によって歯茎が徐々に黒ずんでくるケースもあります。
家庭内で喫煙する人がいる場合、同居する家族が副流煙を吸い込み、それが長期化すると幼い子供でも歯茎が黒くなってしまうことがあるのです。
また、歯茎の見た目だけではなく、歯周病とむし歯のリスクも受動喫煙によっても高まると言われています。
歯茎の色素沈着だけではなく、受動喫煙がもたらす周りの人の身体への健康被害は深刻です。
お子さんや同居家族への配慮は必要不可欠ですね💭

では、1度見た目が変わった歯茎は、ピンク色に戻ることはないのでしょうか?
実は、禁煙するとすぐに劇的に戻る、というわけではありませんが、徐々に改善するとは言われています。
少なくとも喫煙し続けたままでは改善は難しいです。
血行不良が改善されることで歯茎の色が健康的に近づく可能性があり、
逆に喫煙を続けていると、歯茎の細胞のターンオーバーを遅らせてしまうため、そういった意味でも禁煙による効果はあるとゼロではありません。

喫煙習慣を改善することで、歯茎の見た目の悪化を防ぐだけではなく、お口の健康を守ることにもつながります。
喫煙者の方々は周囲への副流煙の配慮をしたうえで、ご自身も歯科医院での検診を欠かさず、お口のトラブルを見逃さないようにしましょう!🪥