鼻呼吸と口呼吸(その2)

みなさん、こんにちは。

歯科衛生士の田口です🌿

 

前回(2025年7月)に続いて、今回も呼吸についてお話します。

生まれた瞬間から、息を引きとる瞬間まで、誰しもが行う呼吸。

1日20000回繰り返す呼吸の方法が間違えていたとしたら、心身に及ぼす影響はいかがなものでしょうか。

 

呼吸は、必ず鼻から。

なぜなら口呼吸は、歯科的・全身的にも弊害がありやめるべき習慣なのです。

さて。

「”1800年代のころの人間の頭蓋骨と現代の人間の頭蓋骨を比べたときに、ひと昔前の方が口は大きく気道も広い。後鼻孔の大きさは約2倍もある”」のだと言います。(現代人の方が狭い)

勉強していくと、このように驚く事もあり、今月もシェアさせていただきます。

“頭蓋骨に持ち主の「呼吸」の影響がわかるほどに、骨に違いが生じる”

そして、”口部が後退している現代人の頭蓋骨への変化に伴い増えてきた、歯列不正や、喘息、いびき、睡眠時無呼吸症候群、副鼻腔炎…”

一体どういう事なのでしょうか。

参考: BREATH 呼吸の科学 ジェームズ・ネクター 早川書房

それだけ呼吸の違いで差が出るという一方で

 

2021年に発表された大規模な疫学調査¹によれば、日本の子供たちの31%は誰が見ても明らかな口呼吸、つまりお口ぽかん、さらに隠れ口呼吸も含めれば80%もの子供たちが口呼吸をしていると言われています¹。

¹Environmental Health and Preventive Medicine 2021

子どもに限らず、まさに街行く人をふと観察していても、口を閉じて歩いている人は3割も居ない印象です。

街行く人どころか、まず娘たちと夫もよく口が空いているではないか…と思う日々(特に長女と夫)😅

ということで、

ここ1ヶ月のわたし(我が家)の実践結果として

・可能な限り、夜間は家族全員でマウステープ使用で口唇を閉じて就寝

・口呼吸によりいびきをかいていた夫と長女は、いびきをかかなくなった

・夜間トイレに2、3度起きていた夫は、朝まで眠るようになった

・日中、口唇閉鎖していることが増えてきた

・肌が乾燥しにくくなった(長引く湿気もありこれはまだ不明。秋冬に期待)

・初めは慣れなかったが、洗顔中、洗髪中も鼻呼吸のみで抵抗がなくなった

・起床時に確認すると舌苔がつきにくくなった(おそらくプラークや歯石、着色の予防効果もあり)

・マウステープをおすすめした患者さんで、歯肉からの出血が減少(口腔内乾燥による細菌の増殖を抑えられた可能性)

↓いろいろなマウステープをお試し中です 

尚、口を閉じてもいびきをかいている場合は、

鼻の通りが悪くて生じている鼻いびきか、舌が喉に落ち気道が狭くなることで生じている喉いびき(低位舌)である可能性があります。

鼻症状が強い場合は、耳鼻科の受診も必要です。

 

ちなみに鼻呼吸は、口呼吸に比べて多くの酸素を取り込むことができます。

これにより、血流が良くなることで内臓機能も活性、エネルギー消費量も高まり、脂肪の燃焼を助けます。ダイエット中の方は特に、鼻呼吸を意識なさってみてください。 

 

ダイエットだけではありません、

鼻呼吸(⇆口呼吸)は、脳への酸素供給において、ADHD(注意欠陥多動症)やアルツハイマー、認知症への関連性が示唆されております。

次回に続きます。

 

残暑が続き疲れは溜まってきましたが、夏の空が綺麗で癒されます。

みなさんどうぞご自愛くださいませ🫑