こんにちは。歯科医師の高橋です。
段々暑くなってきましたね。もう今年も半分過ぎたと思うと、とても早く感じます😅
今回は「歯を抜いたあと、そのまま放置するとどうなるのか?」についてお話しします。
歯を抜いたままにしておくと、見た目が悪くなるだけではないんです!
歯を失ってしまった場合、そのままにしているとさまざまな問題が起こります。よくあるのが「1本くらいなくても大丈夫」と思ってしまうこと。でも実は、それが大きなトラブルのもとになるのです。
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放置による主なリスク
① 周りの歯が動いてしまう
歯は、となりの歯と支え合って並んでいます。1本抜けると、そのすき間に向かってとなりの歯が少しずつ傾いてきます。
また、噛み合っていた反対側の歯も、行き場がなくなって伸びてきてしまうこともあります(これを「挺出」といいます)。
結果として、かみ合わせが悪くなり、むし歯や歯周病の原因になることも。
② 噛む力が弱くなり、胃腸にも負担がかかる
抜けた部分では噛めないため、他の歯に負担がかかります。食事の際に片側だけで噛んだり、やわらかい物しか食べなくなったりして、消化に影響が出ることも。
噛む力のバランスがくずれると、顎の関節にも悪影響を及ぼします。
③ 見た目・発音の問題
前歯を失った場合は特に、見た目の変化に気づきやすくなります。また、空気が漏れて発音しづらくなることも。人との会話や笑顔に自信が持てなくなってしまうかもしれません。
④ 顎の骨がやせてしまう
歯がなくなると、その部分の顎の骨に刺激が伝わらなくなります。すると、骨が少しずつ吸収されてやせていくのです。
入れ歯やインプラントを後から入れる際にも、骨の状態が悪くなると治療が難しくなることがあります。
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まとめ
歯を抜いた後、そのまま放置するのは思った以上にリスクが高いものです。
1本だからといって軽く考えず、早めの対応がとても大切です。
「抜いたままで大丈夫かな?」
「治療方法について相談したい」
そんなときは、どうぞお気軽にご相談ください。患者さんお一人おひとりに合った、ベストな治療法をご提案いたします。