AAE25 Boston バイオセラミックシーラー

みなさん、こんにちは! かさはら歯科医院の岩谷です。

桜の便りが各地から届く今日このごろ、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

 

先日、ボストンで開催された米国歯内療法学会(AAE)に参加しました。

昨年のロサンゼルスに続き2回目の参加になります。世界をリードする先生方の講演や大規模な企業展示があり、すごく刺激的な4日間となりました。全体的な印象としては、レーザーの企業展示が多かったこと、バイオセラミックシーラー関連の講演や企業展示が多かったことがあげられます。

本日はバイオセラミックシーラーについてのお話をいたします。

みなさん、バイオセラミックシーラーはご存知でしょうか?バイオセラミックシーラーとは、根っこの治療で最終的なお薬を入れる際に用いられるシーラーの一種で、以下に示す3つの優れた特徴があります。

 

①親水性

②封鎖性

③抗菌性

 

 

 

 

①親水性

バイオセラミックシーラーは水分存在下で硬化します。歯科治療はお口の中で行われますが、セメントなどの歯科材料は一般的に水分があると硬まらないため、常に水分との戦いが行われます。バイオセラミックシーラーは水分存在下で硬まるため他の材料と比べて利点があります。

 

②封鎖性

バイオセラミックシーラーは硬化するときに膨張するため、神経のお部屋の中を隙間なく埋めることができます。歯科材料は硬まるときに収縮するものが多いため、それらの材料と比べて根っこの治療の際にバイオセラミックシーラーは大きな力を発揮します。

 

③抗菌性

バイオセラミックシーラーは、強アルカリによって高い抗菌作用を発揮し細菌の増殖を防ぐことができます。

 

 

一方、デメリットとしては、硬化時間が長いこと、除去が困難であることなどがあげられます。

今回参加したAAEでは、バイオセラミックシーラーの新製品やバイオセラミックシーラーの除去材が多く展示されていたり、バイオセラミックシーラーの成分による優劣を調べた研究などが多く発表されていました。実は日本では、コストの観点から一般の歯科治療でバイオセラミックシーラーが普及するのが難しい状況と言えます。しかしながら、専門医による自由診療の根の治療では一般的に使用されています

近年アメリカでは根っこの治療でバイオセラミックシーラーが一般的に使用されていることが予想されます。除去材は根っこの治療でバイオセラミックシーラーを使用した際に余分なシーラーを除去したり、再治療の際にシーラーを除去するのに使われていることが考えられます。

 

海外の学会に参加すると日本に居ては分からない世界の動向について肌で感じることができるのが魅力的です!今後も積極的に参加したいと思います!!

ボストンは街並みがきれいで治安がよく、すごく過ごしやすい町でした。

また、いつか訪れたいです!!

 

 

かさはら歯科医院では、本日お話したバイオセラミックシーラーを用いた専門的な根の治療を行っております。ご興味のある方はぜひお気軽にお声がけください。

ここまで読んでいただきありがとうございました。