みなさんこんにちは!歯科医師の坂本です。
今回は親知らずについてお話したいと思います。
親知らずが、腫れて痛い!というような経験はありませんか?
親知らずは抜いたほうが良いとか、抜くと腫れて痛いとか色々聞いたことがあると思います。
親知らずは、正式には第三大臼歯と呼ばれています。
大昔の人類は、親知らずよりも奥の第四大臼歯まであったそうですが、現代人は顎が小さくなってしまい、第四大臼歯は無くなってしまい、親知らず(第三大臼歯)までしかありません。
最近では更に顎が小さくなり、親知らずがもともとない方もお見掛けします。
さて、そんな親知らずですが、抜歯するべきかどうかと言われたら、状況によりますができれば抜歯したほうが良いです。
きれいにかみ合って生えている場合は問題ないのですが、その様な場合はほとんどなく、大抵は埋もれているか、横になっています。
よくタバコは、百害あって一利なしと言いますが、親知らずも似ています。
- 歯並びが悪くなる。
- 虫歯の原因となる
- 炎症が起きて腫れる
など、悪いことが起きることがあり、良いことはほとんどありません。移植に使える可能性が少しあるくらいです。
そんな厄介者の親知らずですが、歯がどのような状態なのかで抜歯する難易度が変わってきます。
〇上あごの親知らず
・完全に外に生えている。
比較的抜歯は容易です。あまり腫れません。
・完全に骨に埋まっている。
抜歯するためには、骨を削り中から取りだしていく必要があり、比較的大変です。
〇下あごの親知らず
・完全に外に生えている
比較的抜歯は容易で、腫れも少ないです。
・中途半端に生えていて、半分埋まっている。
歯茎を切ったり、骨を少し削ったり、比較的大変です、腫れもややあります。
・完全に埋まっている、水平に埋もれている。
こうなってしまうと、非常に大変です。深く埋まっているので、骨を削る量も増えますし、歯を細かくして取り除く必要があります。腫れる量も他と比べると大きくなります。

目安として簡潔に書きましたが、上顎洞との距離や、下顎管といわれる神経の通り道との距離も抜歯の難易度に影響を与えます。
また同じ状態の歯でも、年齢が上がるにつれて抜歯が難しくなってしまうとか、上記のように一概には言えません。
それらを考慮し大学病院や総合病院の口腔外科ではレントゲンやCTで精査をおこない、難易度を検討して抜歯をおこなっていきます。
親知らずについて、何かご心配ごとがございましたら、一度ご相談下さい。