縫合糸について

かさはら歯科医院、歯科医師の岩谷です。

最近、寒い日が続き雪がちらつく日もございますが、いかがお過ごしでしょうか。

 

先日、外科的歯内療法のオペを行った際にスタッフから、

「先生、縫合糸に6-0、7-0と数字が書いてありますがこれはどんな違いがあるのですか?」と聞かれました。

 

オペで切開を行ったときには、処置が終わった後、切開した部分の歯肉を合わせて縫合糸で縫い合わせます。

縫合糸といっても糸の素材や太さ、針の長さ、針の形などたくさんの種類があります。

スタッフからの質問にあった、6-0、7-0という数字は、実は糸の太さを表しています。

0の前の数字が大きくなるほど糸は細くなります。当院で用意があるものでは、4-0が一番太く、7-0が一番細い糸になります。

本日は、縫合糸についてのお話をいたします。

 

先ほど、糸の太さについて説明をしましたが、他にどんな違いがあるでしょうか?

まずは、糸の素材についてですが、当院では以下3種類があります。

①ポリエステル

②ナイロン

③ポリグリコール酸

①、②は非吸収性、③は吸収性の糸になります。①、②は歯肉の治りを待って後日、抜糸が必要になります。

一方、③は吸収性の糸なので抜糸が必要ありません。オペ後に時間をかけて生体に吸収され溶けて無くなるのです。

①、③は編糸で、何本もの細い糸で編んでいるためしなやかであり、結び目が小さく強度が高いと言われています。

②は単糸で1本の糸でできているためプラークなどの汚れが付きにくいという特徴があります。

次に糸についている針についてです。

針の形は、弱弯型、強弯型、直型に分けられ、弱弯型が3/8、強弯型は1/2の孤を描いた形になります。直型はその名の通り真っすぐの形です。

針の長さはメーカーによっても違いがありますが、概ね6-17mmがありますが、10mm, 13mmを使用しています。

一般的に細い糸に付いている針の方が短く、より細かく繊細な作業をする際に向いていると言えます。

 

縫合糸と言っても様々な種類があり、それぞれの状況に応じて使い分けているのです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

まだ寒い日が続きますがくれぐれも体調にはお気をつけください。