お子さんの初めての仕上げ磨き 〜2月〜

皆さんこんにちは✨歯科衛生士の井上です。

今日は、【お子さんの初めての仕上げ磨き】と題しまして新米ママ、パパでも分かりやすいようによく質問されている質問形式で説明していこうと思います。

Q.歯が生えてきたら、お口をキレイにしますか?

A.歯が生える前も、歯ぐきにミルクのカスがつきますのでガーゼなどで拭いましょう。

Q.そもそも、乳歯はいつ頃から生えてくる?

A.だいたい生後6ヶ月から下の前歯から生えてきます。

Q.いつから磨く?

A.乳歯が1本でも生えてきたら仕上げ磨きを始めましょう。始めのうちは1日1回、機嫌の良い時や慣れてきたら朝晩の2回磨いてあげましょう。特に就寝前は丁寧に磨いてあげて下さい。(寝ると唾液の分泌が減少してむし歯になりやすい為です)

その前に、歯みがき習慣の準備しましょう。

手のひらでほっぺたを触ったり、人さし指のはらで唇を触ったりすることで口にさわられることに慣れさせましょう。また、日頃から子供の口の中を見る習慣をつけることも大切です。

Q.歯ブラシはどのようなのを使う?

A.柄が長くて、毛の硬さはやわらかめで、毛先がなめらかな仕上げ専用のを使用しましょう。

Q.歯ブラシは1本でもいいのか?

A.皆さんに聞くと仕上げ磨きはしているが歯ブラシ1本だけ使用しているとの回答が多いです。

実は、仕上げは先ほどお話したように柄が長いのを使用して、子供専用の歯ブラシを自分で持たせてカミカミすることで歯ブラシの感触を慣れさせましょう。その時にのどつき防止仕様の物を選んで頂き、なるべく座らせて磨くのを習慣づけしましょう。

Q.歯みがきをする体制は?

A.抱っこ磨きと寝かせ磨きがあります。

抱っこ磨きは、抱っこして保護者側の子供の手を保護者の脇の下に挟んで磨く方法です。

寝かせ磨きは、保護者の両足にお子さんを寝かせて足でお子さんが動かずガードして上から覗きこみながら磨く方法で奥の方がよく見えて磨きやすいです。

Q.磨き残ししやすいところはどこですか?

A.上の前歯と前歯の間、歯の付け根、奥歯と奥歯の間、奥歯の溝です。ここは磨き残しやすいのでむし歯にもなりやすいところなので注意しましょう。

Q.上の前歯を磨くと嫌がるのですがどうすればいいですか?

A.上唇裏にあるひものような組織を“上唇小帯”といい、ここに歯ブラシがあたるとお子さんは嫌がります。なので、歯ブラシと反対側の人さし指で上唇をおさえるようにして上唇小帯をガードしましょう。

以上のことを気をつけてお子さんの歯を大事にしていきましょう。