メインテナンスの鍵

みなさん、こんばんは🌙かさはら歯科医院、歯科衛生士の田口です🎄

今年も一年、ありがとうございました。

 

【メインテナンス(maintenance)】という語は、「維持」「持続」「保守」「保全」などの意味を持っています。故障や不具合が生じることなく、正常な状態が維持されるように点検したり手入れをしたりすること、です。

歯のメインテナンスに置き換えてみても、まさにそうなのです。

口腔内が安定するかは、

いつどんな道具でどうやってセルフケアするかで随分変わってきます。

そして定期的に歯科医院でチェックし、セルフケアで足らないところをクリーニングする、それでメインテナンスになると考えています。

お一人お一人、生活習慣やリスクは異なりますが、その中で出来ることを提案できるようにお待ちしております。

例えば

・起床後と就寝前は歯磨きをしていますか?

・歯間清掃(フロスor時間ブラシ)は週に何回使えていますか?

・サイズは合っている?

・プラーク(歯垢)は落とせているか?

・鼻呼吸は出来ていますか?舌の位置は?

一緒に確認をしましょう。

 

小児の検診やメインテナンスにおいても、

同じです。自分の歯は自分でしっかり磨く気持ちを持ってもらうことをお子さん達に直接お話ししています。

多いのは、「フロスは仕上げ磨きの時にママやパパがやってくれてる〜」というパターン。それはとても良い事ですが、小学生以上は、まずはフロスも自分でやることを目標に☝️

「やり方を教えるから、今日からまずは自分でやってみよう!一日一回。歯磨きの前に、先にフロスからやってみてほしいの!むし歯になったり、歯ぐきから血が出ちゃったりしてバイ菌が1番溜まるところだから、だからフロスから。どーう?夜なら出来る?できそう?」

などとお話しをしながらお約束。まずは自分でやってみてもらうことを保護者の方にも共有しています。

仕上げ磨きは、小学校高学年まではしていただくことが望ましいです。ですが、「親が磨くもの」ではなく、「仕上げ」で足りないところをカバーしてもらいたいのです。

お子さんが、これから自分の歯を守っていくための「習慣」をつけてもらえるようにサポートすることが重要です。

 

口は、消化管の入り口。
日々のセルフケア、歯の治療、歯周治療とメインテナンスを行うことで、胃腸の働きを助け吸収も良くなります。そのほか、歯周病の病原菌が多くの全身疾患と関わっていることが数多く発表されていることから、体のためにも良い口腔内環境を保ちましょう。
前歯は、切歯と言われ噛み切る働き、奥歯は、臼歯と言いすりつぶす働きがあります。
どちらも欠けてはいけない、大切な一本一本です。

自分の歯を守るのは、自分。

そう思っていただけるよう、来年も口腔内の健康を守るサポートを続けていきたいです🦷

それでは、みなさん良いお年をお迎えください。