糖尿病と歯周病の関係性

皆さんこんにちは。歯科衛生士の相原です。
早くも1年の終わりが近づいてます。
毎年恒例最後になると思いますが、1年はあっという間ですね。
来年も無事一年を終えられるよう、過ごしていきたいと思います!

皆さんは毎年、年末年始はどう過ごされていますか?🎍
私は地元が山形なので実家に帰る予定です🚗³₃
雪が多い地域もあるので、雪の事故にも気をつけて過ごして行きたいですね⛄️


今回は歯周病と糖尿病の関係性のお話をさせていただきます。
歯周病と糖尿病と一件、別の病気にも見えますが、その結び付きは深いものでどちらかが悪くなればもう一方の病気も悪くなると言われる、双方向の関係があります。
その影響について詳しく見て見ましょう。

 



 

 

 

1⃣口腔環境の影響👄
糖尿病は、すい臓から分泌されるインスリンの働きが低下したり、不足したりすることで、血液中のブドウ糖(血糖)が慢性的に高くなる病気です。
高血糖は口腔内の細菌の増殖を促進し、歯周病やむし歯などの口腔疾患を引き起こす要因となります。
また、逆に歯周病やむし歯が存在すると、炎症が増幅されて血糖値の上昇を助長することがあります。


2️⃣糖尿病と歯周病の相互関係🔄
歯周病は口腔内の炎症性疾患であり、糖尿病患者は歯周病の発症や進行リスクが高まる傾向にあります。
さらに、歯周病自体が糖尿病の制御を悪化させることもあります。
そのため、歯周病の早期発見・治療は糖尿病患者の健康管理にも重要なことです。

3️⃣口腔感染症と全身的合併症
糖尿病患者は口腔感染症にかかりやすく、これらの感染症が糖尿病の制御を難しくすることがあります。
さらに、歯周病の炎症や口腔内細菌の一部が血液中に入り、毛細血管まで広がり心臓病や脳卒中、炎症性疾患などのリスクを増加させる可能性もあります。

4️⃣共通するリスクファクター
リスクファクターとは、ある病気を引き起こす確率を高めるような因子のことです。
歯科と糖尿病はいくつかのリスクファクターを共有しているところがあります。
喫煙、過剰なアルコール摂取🍺、不適切な食事習🍔慣、不十分な口腔衛生🪥などは、糖尿病や歯周病の発症・進行に関連しています。これらのリスクファクターを改善することで、両疾患の予防や改善が期待できます。

5⃣医療連携の重要性🏥
歯科医院と糖尿病のかかりつけ医の連携は重要です。
糖尿病の診療を行う医師に対しては、患者の口腔状態の確認や歯科治療上の特記事項の共有が求められます。
また、逆に歯科医師は糖尿病の有無を把握し、適切な処置や口腔衛生指導を行う必要があります。

生活習慣を見直し、糖尿病や歯周病にも気をつけて行きましょう‼️