1日に歯が接触している時間

みなさん、こんにちは🍂🌞

歯科衛生士の田口です。

11月も半ば、仙台ではやっと街中の木々が紅葉しています🍁

杜の都仙台と言うだけあって、定禅寺通りのケヤキ並木をはじめ、黄金に色づいた木々に今年も感動します☺️車で通るだけでも気持ちが良い〜

小春日和ですが、やはりそろそろ厚手のアウターが必要になってきた今日この頃。自転車通勤の身としては、マフラーや手袋も引っ張り出してこなくては🧣

 

皆さんは、歯が接触している時間は、1日どれ位だと思いますか?

24時間のうち歯が接触している時間は、たったの20分前後だと言われています。

 

「えーーーーー⁈」

噛み合わせで何かしらの症状がありそうな患者さんに話をすると、皆さん非常に驚きます。

上下の歯を無意識下で持続的に接触させ、常に上下の歯がどこか接触している状態にあるだけで、実は相当な負担がかかっているのです。

 

ぜひ、ご自身の普段の状態を想像してみてください。🦷

安静にして、唇を閉じているときでも上下の歯は接触していないのが正しい状態。

安静空隙と言い、およそ13mm隙間が空いているのが正常、良い状態です。

 

上下の歯を合わせるためには、咬筋と側頭筋という筋肉を使っています。絶えず歯を接触させることは、その筋肉をずっと使い続けるということになるのです。

そのため、噛み癖があると咬筋が発達したような顔貌になったりすることもあります。

 

歯が離れているとは?

イメージしやすいのは「深呼吸をして口から息を吐くときくらい」

歯は自然と離れているのが正しいのです。試してみて下さい。

 


上下の歯を接触することで問題が起こると聞くと、「歯ぎしり」や「食いしばり」を思い浮かべる方が多いと思います。

それらは一時的に強く噛んでいる状態のことで、歯ぎしりや食いしばりも、歯や顎関節に相当な負担がかかり、様々な症状に繋がることがありますが、

今回お話しているのは、僅かな力でも「持続的に上下の歯が接触している」という違いがあります。

 

この時間が極端に長い歯の接触癖を持っていることをTCHと呼びます。TCHとは、Tooth Contacting Habitの略で、「上下歯列接触癖」と言います。

 

では実際に、

歯が接触するタイミングとは?🦷

・食事など物を噛むとき(咀嚼時)

・物を飲み込むとき(嚥下時)

・喋っているとき(会話時)

に瞬間的に接触するのみで、接触時間1日平均約17分であるという報告もあるそうです。

しかし、顎関節症の患者様では17分以上歯を接触させたままでいる割合が高く、歯を接触させていること自体が癖になっているため、気づきにくいでしょう。

 

社会生活をしていく上での様々なストレス、特に俯いた姿勢で集中しているときに起こりやすく、勉強やパソコンを使用した作業、スマートフォンの使用などで歯が接触する機会が増えていると考えられます。

 

弱い力であっても長時間歯が当たっていることは、ずっと正座をしていると足が痺れてしまうように、

負担となり様々な症状を引き起こしてしまうのです。

診療の中で、むし歯や歯周病などで目立った所見がないのに、歯や歯肉が痛む、しみる、舌が痛む、などなど

日中、歯がずっと当たっていないかお聞きすることがあります。

舌の位置や呼吸法など、また今度お話ししようと思いますが、

「唇は閉じて、歯はほんの少し浮かせておく癖を」ぜひ意識してみてください