こんにちは!保育士・歯科助手の本多です!
11月に入り、急激に気温が下がりましたね。この気温差に身体がついていきませんね…。
まだまだマイコプラズマ肺炎や手足口病が流行しているようですので、手洗い・うがいをこまめに行いながら、感染予防に努めましょう!
さて、今回は赤ちゃんの後追いについてです。
◎赤ちゃんの後追いとは?いつからいつまで続く?
赤ちゃんの後追いとは、ママやパパの姿が見えなくなると探しまわり後を追いかけてくる行動です。ママやパパの姿が少しでも見えなくなると不安を感じて大泣きして探し回る姿に、トイレにも行けない、家事ができないと悩むママやパパも多いのではないでしょうか?赤ちゃんの後追いが始まる時期と終わる時期についてみていきましょう。
◎後追いが始まる時期
赤ちゃんの後追いが始まる時期の目安は、生後6か月~11か月頃といわれますが、個人差が大きく、「ハイハイできるころ」「つかまり立ちや伝い歩きができるころ」「自分ひとりで歩けるころ」などさまざまです。なかには、全く後追いをしない赤ちゃんもいます。後追いしないからといって焦らず、成長をゆっくり見守りましょう。
◎後追いが終わる時期
赤ちゃんが後追いをやめる目安は、1歳~1歳半頃といわれます。これは、一般には、1歳を過ぎると言葉の理解が進み、「ちょっと待ってて」などと伝えれば、ママやパパがすぐに戻ることが分かるため。徐々に後追いをしなくなる、後追いの頻度が減るなどの成長がみられるようになります。
ただし、環境の変化や性格などによる個人差があり、後追いがすぐに終わる子、ずっと続く子、一旦落ち着いた後、再び始まる子などもいます。
1歳を過ぎても後追いが続くと、心配になるかもしれません。そんなときは環境を工夫したり、赤ちゃんとのスキンシップを楽しんだりするなど、不安や心配が伝わらないように焦らず、ゆっくり赤ちゃんの気持ちに寄り添ってあげてください。
◎赤ちゃんが後追いする理由
赤ちゃんの後追いが始まると、そばを離れにくくなり悩むママやパパもいるでしょう。赤ちゃんはなぜ後追いをするのでしょうか。
後追いをする理由は、以下の2つあります。
・ママやパパが視界からいなくなって寂しい
個人差がありますが、赤ちゃんによっては、人見知りが始まり、身近な人(ママやパパ)とそうでない人を区別できるようになってきます。
そのため、ママやパパが急に視界からいなくなってしまい、寂しいと感じるのです。
ママとパパを特別な存在と認識できるようになった、成長の証ともいえます。
・生活環境の変化
ママやパパの仕事復帰や引越し、ママの妊娠、保育園の入園など、生活環境に大きな変化があると、一時的にお子さんの情緒が不安定になることがあります。
生活環境の変化がお子さんの精神面に大きく影響して、一度は落ち着いた後追いが再開することもあります。
◎後追いしないことも
赤ちゃんが後追いを始める時期や程度には個人差が大きく、なかには後追いを全くしない赤ちゃんもいます。
後追いをしない原因はさまざまですが、生活環境や赤ちゃんの性格に関係していることが多いです。
例えば、ママやパパ以外の家族(兄弟・祖父母等)が常にそばにいる環境や、部屋全体が見渡せるマンションなどで暮らしている場合は、安心感から後追いをしないことがあります。
また、性格的に、表現が控えめでおとなしい赤ちゃんは、後追いをしない、もしくは、後追いの時期が短いことがあります。
このように、生活環境や赤ちゃんの性格などにより個人差がありますので、後追いをしないからといって、心配し過ぎる必要はありません。子どもの後追いが始まらず、どうしても心配という方は、小児科で相談してみましょう。
◎赤ちゃんの後追いへの対策
赤ちゃんの後追いは、成長の証で嬉しいこと。しかし、家事が進まなかったり、トイレに行けなかったりする状況にストレスを感じて悩むこともありますよね。
赤ちゃんの後追いを防ぐために大切なのは、赤ちゃんに安心感を与え、不安な気持ちを受け止めることです。具体的には次のような方法が効果的です。
・声掛けやスキンシップで安心感を与える
トイレに行くときやその場を離れるときは、「ママはちょっと○○してくるからね。でもすぐに帰ってくるから大丈夫だよ」などと声を掛けてあげましょう。
頭を撫でたり、抱きしめたりしてスキンシップがあると、赤ちゃんはより安心してくれます。
・赤ちゃんから見える位置で家事をする
赤ちゃんが泣くから、後追いするからといって見ていない隙にいなくなると、不安が高まり、後追いがより一層ひどくなる可能性があります。赤ちゃんに声をかけてから移動すると不安が少ないでしょう。また、サークルやゲートを利用して、危険防止をした上で赤ちゃんのそばで作業するなどの工夫をしてもいいですね。まだ言葉を理解できなくても、ママやパパに優しく声を掛けられたり、スキンシップをされたりすることで赤ちゃんは安心し、気持ちが落ち着きます。
・好きなおもちゃや動画を見せて気をそらす
声掛けやスキンシップを行ったあとも、不安そうな表情であれば、赤ちゃんの好きなおもちゃや動画を見せて、楽しめる環境を作る方法もあります。
ママやパパを待っている間も、赤ちゃんが楽しく過ごせるように工夫してあげましょう。
・赤ちゃんと一緒に過ごす時間を増やす
赤ちゃんのお昼寝中に家事を済ませる、ママとパパで家事を分担するなどのように、赤ちゃんと一緒に過ごす時間を増やすことも後追い対策になります。
◎赤ちゃんが後追いするときの注意点
赤ちゃんが後追いを始めると、リビングや子ども部屋だけでなく、キッチンや洗面所など家中さまざまな場所で動き回るようになります。
赤ちゃんに危険が及ばないよう、
・床に誤飲につながるものが落ちてないか
・ケガにつながる段差や家具の角、コード類がないか
などをチェックし、誤飲につながるものは掃除して取り除く、家具の角にはコーナークッションを貼るなど対処してください。
家中の危険箇所を見直し、安全対策を万全にしましょう。
参照:Mama’s Life