季節の病気について

みなさんこんにちは。保育士の髙橋です。

今年は9月に入ってからも厳しい残暑が続きましたね。各地の猛暑日の記録更新のニュースも何度も報じられていましたが、ようやく秋の訪れを感じるようになりました。

子どもたちも過ごしやすくなるこの時期は、幼稚園や保育園、小学校、中学校などでもたのしい行事が盛りだくさんなのではないでしょうか。

私が勤めていた幼稚園でも、運動会(親も一緒に競技に参加する運動会でした🎖️)はもちろん、大型バスに乗っての親子遠足や焼き芋大会など秋は行事が盛りだくさんでした。本番当日にむけてお子さんが元気に参加できるようおうちの方は日々の体調管理にはいつも以上に気をつけられていたように思います。実際私も親になり当日万全の体調で行事に参加させてあげたい…と気をつけたものの我が子は前日に熱を出し参加できず…😢何度かありました。

今回はこれからの季節、特に10月に気をつけておきたい子どもの病気について調べてみました。

 

秋にかかりやすい病気①

〜マイコプラズマ感染症〜

ゆっくりと進行する風邪の症状と徐々に激しくなる咳が特徴です。年間を通して感染する可能性がありますが、特に秋〜冬にかけて流行する傾向にあります。

 

〜症状〜

マイコプラズマ感染症の初期症状には下記のようなものがあります。

・発熱

・全身の倦怠感

・頭痛

・乾いた咳

症状発症から35日で咳が出だします。最初は乾いた咳で、徐々に激しく湿度のある咳に変わっていくことが多いです。咳は解熱後も34週間ほど続くことがあります。

時に下記のような症状が見られることがあります。

声がかすれる

耳の痛み

喉の痛み

下痢や嘔吐などの消化器症状


まれにですが、重症化すると下記のような症状を引き起こすことがあります。

肺炎

  気管支炎

無菌性髄膜炎

中耳炎

 

〜治療・ケア方法〜

抗菌薬で治療します。最近では抗菌薬の効かない「耐性菌」が増えているため、最初に処方された抗菌薬が効かない場合は他の抗菌薬を服用することもあります。

参照 

キッズドクターマガジン

朝晩の気温差も生じやすいこの時期は、子どもだけでなく大人も免疫力が低下しやすく、体調を崩しやすい時期です。特に子育て真っ最中のおうちの方は感染症と聞くと不安になることもあるかと思いますが、普段の生活の中でのちょっとしたお子さんの変化がみられた時は早めに受診したり、規則正しい食生活を心がけるなどして、たのしい行事が盛りだくさんのこの秋もみなさん元気に過ごしましょう。