お口の中に潜む菌🦠と歯周病🦷のおはなし

こんにちは!歯科衛生士の鈴木(梨)です😌
最近は真夏の暑さも落ち着いてきて、過ごしやすい日も増えてきましたね。
だんだんと秋に近づいてきたような気がします🍁
季節の変わり目は体調を崩しやすい時期ですので、しっかり食事と睡眠をとり、いつも以上に体調管理にも気をつけていきましょう💪🏻

さて、今回はみなさんのお口の中に潜む菌🦠と歯周病との関係についてお話をしていきたいと思います!

突然ですが、みなさんのお口の中にはどのくらいの種類の常在菌が存在しているか、ご存知でしょうか❓

実はその数はなんと、700種類とも言われているのです!😵

種類や量には個人差はあれど、誰でもお口の中には沢山の菌が潜んでいることがわかります。
常在菌ですので、この菌たちを完全にお口の中から無くすことはできません。
ただ、菌が増えたり悪さをしないように、普段からコントロールすることが大切です✨️

みなさんは “歯周病” と聞くとどんな病気をイメージされますか❔💭

歯がグラつく、冷たいものがしみる、お口の中がネバつく、歯ぐきが腫れたり、歯ブラシをすると血が出たりする、歯ぐきが下がったような感じがする、歯と歯の間にものが詰まりやすい、など、このような症状は実は全て歯周病の症状です。🦷

そしてこの”歯周病”の原因となっているのが、先程お話したお口の中に潜む菌やカビなのです。🦠

歯周病の進行のメカニズムとしては、まずは歯ぐきの表面に歯周病の原因菌やカビがくっつきます。
歯ぐきの表面についた菌やカビは、酸素が嫌いなので、歯周ポケットという歯ぐきの深い溝をつくって、酸素から逃げるようにポケットの奥の方へ進んで炎症を起こすようになります。

進行してくると歯周ポケットがさらに深くなり、歯周病菌が歯を支えている骨を溶かし、最終的には歯が支えられなくなり、歯がグラついてきたり、抜け落ちてしまいます。😱…

そして歯周病は初期の段階では自覚症状が無く、気づかない間に進行してしまう恐ろしい病気です❗️

そのため、原因菌である菌やカビを取り除くことが歯周病を進行させない上で非常に重要なのです🦷🪥

菌を取り除く方法としては
①ブラッシング除去(セルフケア)
②バイオフィルム除去(プロケア)
③歯石除去(プロケア)
があげられます。

大切なのは自宅での普段からのセルフケアと定期的な歯科医院でのプロケアをどちらもおこなっていただき、上記の3つをひとつも欠けることなくおこなうことです!🌟

また、これらの菌はインフルエンザや風邪の菌と同じように細菌感染しますので、自分が持っている菌は家族や周りのひとに移ります。🦠
回し飲みや箸の使い回し、くしゃみなどでも感染しますので、家族一緒に管理していくことが大切ですね☺️

定期的な歯科受診をされた方と症状のあるときだけ歯科を受診された方では80歳になったときに残っている歯の本数に20本以上の差があるという研究データも出ています💡

自分の歯をいつまでも健康な状態で残していくために、ぜひ毎日の歯磨きと定期的なクリーニングを大切にしていただければと思います🦷🪥✨